医療保険は、ケガや病気の結果、入院・通院した場合などに保険金が支払われる保険です。
入院保険金や手術保険金、通院保険金のほか、死亡したときに要する費用(葬祭費等)、健康保険の対象外となるような先進医療を受けたときに要する費用(技術料等)の補償などが組み込まれている場合もあるなど、保険会社や保険商品によって様々な補償内容となっています。
医療保険で必要とされる補償は、年齢、家族構成および収入などにより異なってきますので、自分自身のニーズを踏まえて保険商品を選ぶことが大切です。
※長期間の入院により、1か月の医療費の自己負担額が一定の金額(自己負担限度額)を超えた場合、公的な医療保険の「高額療養費制度」を利用することができます。この制度を利用することで、自己負担限度額の超過部分の払い戻しや、医療機関の窓口での支払いを自己負担限度額までとする(事前に申請が必要)ことができます。
医療保険に加入する際には、「高額療養費制度」についても事前に確認するほうがよいでしょう。
医療保険の一種に、補償の対象をガンに絞ったガン保険があります。病気を総合的に補償する医療保険に比べて補償範囲をガンに絞っているため、保険料が割安になることがあります。ガン保険が医療保険とは別に単独で販売されているのは、ガンによる死亡率が高いことや、入院・治療が長期間に及んでその結果として治療費用が高額となるおそれがあるため、ニーズが高くなっていることがあげられます。