名古屋市で自動車盗難手口研究会を開催
2017.10.31
実際に盗難被害にあった車を使用して、専門家が犯行手口を解説
日本損害保険協会中部支部(委員長:堂領 英毅・三井住友海上火災保険株式会社執行役員中部本部長)は、10月25日(水)、名古屋市で、自動車盗難手口研究会を開催しました。本研究会は、最新の盗難手口を研究し、各種啓発や防犯対策に活かすため、昨年から実施しています。当日は、損保各社社員、愛知県警察のほか、初めて自動車ディーラー関係者を招き、26名が出席しました。
2017年の愛知県の自動車盗難認知件数は9月末現在で902件と前年同期比で10.8%減少し、全国ワースト3位で推移していますが、毎月100件前後のペースで推移しており決して安心できる状況にはありません。
愛知県では、ランドクルーザー、プリウス、レクサスの3車種に被害が集中しています。これは窃盗グループが特定の車種を狙って犯行を繰り返していることによるものと考えられています。
本研究会では、実際に盗難被害にあったプリウス等を使用して、専門家による犯行手口の解説がありました。出席者は、初めて聞く話に熱心に耳を傾けていました。
また、会場には、車内侵入のために三角窓を割られた盗難車や証拠隠滅のために放火された盗難車が展示され、熱心に盗難車をのぞきこむ出席者も多く見受けられました。
当支部は、愛知県内の自動車盗難の撲滅に向けて、今後もこうした取組みを進めてまいります。