名古屋で防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎」を開催
2018.10.26
巨大地図へのプロジェクションマッピングを使ったワークショップなどを実施
日本損害保険協会中部支部(委員長:中村 茂樹・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 常務執行役員中部本部長)では、10月8日(月・祝)、南海トラフ地震などの自然災害に対応する地域防災力向上をテーマとした防災人材交流シンポジウム実行委員会主催のシンポジウム「つなぎ舎(や)」に共催団体として参画し、ぼうさい探検隊マップコンクール」応募作品および地震保険や防災・減災に関する展示等を行いました。
- 開催日時
-
10月8日(月・祝)12:30~19:00
- 開催場所
-
オアシス21「銀河の広場」(メイン会場)、名古屋栄ビルディング12階会議室(サブ会場)
- 参加者数
-
約6,000名(主催者発表)
- 内 容
-
基調講演、最近の災害現場の状況報告、愛知県の巨大地図を使ったワークショップ、 防災啓発ステージ、ブース出展、パネル展示、スタンプラリー等
シンポジウムのオープニングでは、中村委員長から、「損害保険業界は保険を通じて、安心・安全な社会づくりに貢献し、南海トラフ巨大地震などにも、万全の備えをして乗り越えていきたい」と共催団体を代表して挨拶がありました。
次に、2011年の東日本大震災と2016年の熊本地震で被災した経験を持つ防災士 柳原志保氏による、災害への備え方についての基調講演、認定NPO法人レスキューストックヤード代表理事の栗田暢之氏による、最近の災害現場の状況報告がありました。
続いて、メイン会場の「銀河の広場」に敷かれた約20メートル四方の愛知県周辺の巨大地図を使い、名古屋大学減災連携研究センター長の福和信夫教授の解説で、地域防災の課題や地域間連携のあり方を考えるワークショップが行われました。
また、サブ会場では、防災・減災活動に従事している方々や地域団体、NPO・ボランティア団体、大学生、社会福協議会職員、行政職員等が、愛知県内の居住地域ごとに分かれ、「防災の担い手を増やすには」というテーマでグループディスカッションを行ったあと、メインステージでその成果を発表しました。
最後に、再び名古屋大学減災連携研究センター長の福和信夫教授の解説で、南海トラフ地震による地震・津波・液状化現象の被害想定地域などを巨大地図に投影し、地域の防災上の課題を確認するプロジェクションマッピングが行われました。
本シンポジウムは、一般の方に防災について考えていただくとともに、各地域の防災関係者を集めて、横のつながりを強めていくきっかけとなるものです。当支部では、今後も、南海トラフ地震などの巨大災害等に備えて、地域の防災力を高めるため、防災・減災の取組みを進めていきたいと考えています。