阪神・淡路大震災から25年の節目に地震保険セミナーを開催
2019.12.24
地震保険普及に向けて震災を振り返る
日本損害保険協会 近畿支部(委員長:中西 功・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 常務執行役員)では、兵庫県損害保険代理業協会と共催で、兵庫県の後援を得て、2019年12月16日(月)に兵庫県民会館 けんみんホールで地震保険セミナーを開催し、代理店・保険会社、一般消費者等約200名超が参加しました。
開会に際し、主催者を代表し日本損害保険協会 近畿支部 兵庫損保会 中村 哲会長(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 神戸支店長)からあいさつがあり、また、来賓の兵庫県 企画県民部 防災企画局 森田 克彦局長から井戸 敏三兵庫県知事のメッセージを代読いただきました。
セミナーでは、有識者等3名の方に阪神・淡路大震災の課題や体験談、兵庫県の地震リスク等について講演いただきました。
最初の講演は兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科長 室崎 益輝教授に「阪神・淡路大震災から25年を迎えて」と題して、震災のからの生活復興と被災者支援、震災の教訓、残された課題、次世代への備え等についてお話いただきました。
続いて、気象庁 神戸地方気象台 武丸 光悦地震津波防災官から「兵庫県の地震・津波リスクと防災情報の活用について」と題して、南海トラフ地震を含めた兵庫県で発生する地震の特徴、地震・津波の被害とそれを軽減するための情報活用についてお話いただきました。
最後の講演では、兵庫県損害保険代理業協会会員で株式会社保険家こうのとり 磯崎 比呂志代表取締役から「震災を乗り越えて ~代理店と地震保険の社会的意義~」と題して、被災時の代理店としての対応や保険会社やお客様の安心・安全のために地震保険を進めることの大切さ等についてお話いただきました。
また、情報提供として兵庫県が実施する自然災害に関する共済制度「兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)」について動画で紹介したほか、日本損害保険協会 近畿支部 小峯 雅也事務局長から損保協会が実施する地震保険の加入促進の取組みについて説明がありました。
最後に、主催者を代表し兵庫県損害保険代理業協会 塩谷 広志会長から閉会あいさつがあり、セミナーは盛況のうちに終了しました。
参加者からは「阪神・淡路大震災を経験した方の話は胸に迫るものがあった」、「こうしたセミナーを定期的に開催することが震災を風化させないことにつながるのではないか」等の声が寄せられました。
当支部では、今後も地震保険の普及に関する活動を実施していきます。