大阪府損害保険防犯対策協議会総会を開催

損保業界と警察・関係団体との連携の重要性を再認識

 日本損害保険協会近畿支部委員会(委員長:平松 均・東京海上日動火災保険株式会社常務取締役〔代表取締役〕)では、10月28日(水)に日本損害保険協会近畿支部の講堂で、第42回大阪府損害保険防犯対策協議会総会を開催し、来賓・顧問・会員など60名の出席がありました。
 開会に際し、大阪府損害保険防犯対策協議会の平松会長(協議会会長は当協会近畿支部委員長が兼務)から、コロナ禍により会員の参加人数を限定しつつも42回目の総会が開催できたことへの謝辞とともに、「年に一度、保険金詐欺や不当請求は断じて許さないという基本理念を確認し本協議会の実効性を高めていきたい」とのあいさつがありました。
 ご来賓の財務省近畿財務局 理財部金融監督第四課 米虫 江里子 保険監督室長のごあいさつでは令和2事務年度金融行政方針および自然災害リスクへの対応に関して保険会社に期待する役割等についてお話があったほか、大阪弁護士会 米倉 正実 副会長、一般社団法人大阪府医師会 永濵 要 理事、一般社団法人大阪損害保険代理業協会 山中 尚 会長からも業界を超えた緊密な連携関係を持続していきたい旨、ごあいさつがありました。
 また、当協議会顧問の大阪府警察本部 生活安全部府民安全対策課 大澤 憲央 防犯対策担当管理官から府内の自動車盗難の発生状況、同刑事部捜査第四課 山下 員由 暴力団対策室長から最近の暴力団情勢、同交通部交通捜査課 中浦 裕治 計画・指導担当管理官から府内の交通事故発生状況を交えて、それぞれごあいさつがありました。
 続いて、当協議会の 松村 幹事(三井住友海上社)から、令和元年度の活動報告および令和2年度の活動計画提案があり、令和2年度も情報交換の活性化、自動車盗難等防止対策の推進、協議会活動の活性化に取り組むことが満場一致で承認されました。
 その後、当協議会の 藤井 副会長(損害保険ジャパン社)により「損害保険事業の社会公共性に鑑み、警察との緊密な連携のもとにあらゆる暴力や犯罪を排除し、事業の健全な発展をはかる」旨の決議文が力強く読み上げられ、同じく 兵頭 副会長(東京海上日動社)の「社会公共性の高い損害保険事業の健全な発展のため、警察や関係団体とも連携して保険金犯罪の根源を断ち切るべく様々な対策に全力で取り組んでいく」旨のあいさつで第一部を終了しました。
 第二部は「反社会的勢力等からの不当要求対策について」と題して大阪府警察本部 刑事部捜査第四課 畑山 一郎 暴力団排除対策担当課長補佐から講演があり、ご自身の具体的な経験も交えて半グレや暴力団の実態、不当要求対策等についてお話いただき、知見を広めることができました。
 損害保険業界では、1979年から民事介入暴力対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため、全国にこのような協議会を設けています。総会の概要は次の通りです。

第42回大阪府損害保険防犯対策協議会総会 式次第

第1部
開会の辞
会長あいさつ
来賓・顧問紹介
来賓あいさつ 
顧問あいさつ 
令和元年度活動報告・令和2年度活動計画(案)
決議文採択
閉会の辞
第2部
講演
講師
平松会長あいさつ
米虫 近畿財務局保険監督室長
米倉 大阪弁護士会副会長
永濵 大阪府医師会理事
山中 大阪損害保険代理業協会 会長
大沢 大阪府警本部生活安全部管理官
山下 大阪府警本部刑事部暴力団対策室長
中浦 大阪府警本部交通部管理官
松浦幹事 活動報告
藤井副会長 決議文宣言
兵頭副会長あいさつ
髙見幹事による司会
畑山 大阪府警本部刑事部課長補佐の講演
総会の様子
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