大阪府損害保険防犯対策協議会総会を開催

損害保険事業の健全な発展のため、損保業界と関係機関が連携することの重要性を確認

 日本損害保険協会近畿支部委員会(委員長:山口 和寿・損害保険ジャパン株式会社常務執行役員 )では、10月5日(水)大阪市内で、令和4年度大阪府損害保険防犯対策協議会総会を開催し、来賓・顧問・会員など55名の出席がありました。
 総会開会に際し、大阪府損害保険防犯対策協議会の山口 和寿会長(同協議会会長は当協会近畿支部委員長が兼務)から、関係各位の連携・協力により44回目の総会が開催できたことへの謝辞とともに、「年に一度、保険金詐欺や不当請求は断じて許さないという基本理念を確認し本協議会の実効性を高めていきたい」との挨拶がありました。
 ご来賓の財務省近畿財務局 理財部金融監督第四課 宗瀧 則之 保険監督室長のご挨拶では保険モニタリングレポート等を通じて保険会社と課題認識を共有しながら保険行政の運営を行っていきたい旨のお話があったほか、大阪弁護士会 石川 直基 副会長、一般社団法人大阪府医師会 永濵 要 理事、一般社団法人大阪損害保険代理業協会 新谷 香代子 会長からも本協議会との緊密な連携関係を持続していきたい旨、ご挨拶がありました。
 また、当協議会顧問の大阪府警察本部 刑事部捜査第四課 村上 真一 暴力団対策室長から最近の暴力団情勢、同生活安全部府民安全対策課 大竹 央朗 防犯対策担当管理官から府内の自動車盗難の発生状況、同交通部交通捜査課 田中 啓吾 計画・指導担当管理官から府内の交通事故発生状況を交えて、それぞれご挨拶がありました。続いて、当協議会の 冨沢 幹事(三井住友海上社)から、令和3年度の活動報告および令和4年度の活動計画の提案があり、令和4年度も保険金詐欺の疑いが持たれる事故多発者、ならびに保険金請求において不正・不当な請求を行う業者等の情報交換と対策等に取り組むことが満場一致で承認されました。
 その後、当協議会の 兵頭 副会長(東京海上日動社)により「損害保険事業の社会公共性に鑑み、警察との緊密な連携のもとにあらゆる暴力や犯罪を排除し、事業の健全な発展をはかる」旨の決議文が力強く読み上げられ、村上 副会長(損保ジャパン社)の「社会公共性の高い損害保険事業の健全な発展のため、警察や関係団体とも連携して保険金犯罪の根源を断ち切るべく様々な対策に全力で取り組んでいく」旨の挨拶で第一部を終了しました。
 第二部の講演では、大阪府警察本部交通部交通捜査課の木村 博文 捜査第二担当課長補佐から「自動車販売修理業者等による交通事故を偽装した保険金詐欺事件」と題して複数にわたる同一犯罪グループによる保険金詐欺事件について、スライドを交えて講話をいただきました。
 当協会近畿支部では、警察をはじめ関係諸機関・団体と連携し、民事介入暴力対策および不当不正請求対策を進め、健全な損害保険事業の運営を行うため、各府県に協議会を設置しています。なお、総会の概要は次の通りです。

令和4年度 大阪府損害保険防犯対策協議会総会 式次第

第1部 総会

  1. 1.開式の辞
  2. 2.来賓・顧問紹介
  3. 3.来賓挨拶 財務省近畿財務局 理財部金融監督第四課 保険監督室長 宗瀧 則之 様
       大阪弁護士会副会長 石川 直基 様
       一般社団法人大阪府医師会理事 永濵 要 様
       一般社団法人大阪損害保険代理業協会会長 新谷 香代子 様
  4. 4.顧問挨拶 大阪府警察本部刑事部 捜査第四課 暴力団対策室長 村上 真一 様
         大阪府警察本部生活安全部 府民安全対策課 防犯対策担当管理官 大竹 央朗 様
         大阪府警察本部交通部 交通捜査課 計画・指導担当管理官 田中 啓吾 様
  5. 5.令和3年度活動報告・令和4年度活動計画(案)
  6. 6.決議文採択
  7. 7.閉会の辞

第2部 講演

「自動車販売修理業者等による交通事故を偽装した保険金詐欺事件」
大阪府警察本部交通部 交通捜査課 捜査第二担当課長補佐 木村 博文 様


会場の様子①
開会挨拶をする山口会長
(損保ジャパン社)
活動報告を行う冨沢幹事
(三井住友海上社)
会場の様子②
決議文を読み上げる兵頭副会長
(東京海上日動社)
閉会挨拶をする村上副会長
(損保ジャパン社)
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