群馬で「ぼうさい探検隊」入賞団体を地域表彰
2017.02.14
「ガールスカウト群馬県連盟第76団」の指導者の愛情と伝統が“人をつくる”
日本損害保険協会 北関東支部 群馬損保会(会長:長澤 高史・東京海上日動火災保険株式会社 群馬支店長)では、第13回小学生のぼうさい探検隊マップコンクールで、群馬県において唯一「佳作」入賞したガールスカウト群馬県連盟 第76団(代表者:吉田 咲子 団委員長)に対し、2月4日(土)に同団の活動拠点である館林市大島公民館で表彰式を行いました。
過去最高の応募があった今年度のマップコンクール(※1)において、群馬県で唯一入賞したガールスカウト群馬県連盟 第76団 の栄誉を称え、当日は、マップ作りに参加した2名のスカウトのほか、吉田 団委員長、マップ作りを指導されたリーダーの 川島 とし子さん、秋谷 智子さん、スカウトのご家族の皆さん、同団の活動を見守られている大島公民館の関係者の皆さん、そして、後輩スカウトの活躍を聞きつけ駆けつけてくれたOGの大学生の皆さんが見守る中、セレモニーが行われました。
なお、ガールスカウト群馬県連盟 第76団は、4年振り4回目の応募。「佳作」入賞は、2012年度の第9回に続いて2回目の受賞となります。
セレモニーは、4 年前の佳作受賞にも関わったスカウトOGで大学生の 海野瀬 綾乃さん の司会のもと和やかな雰囲気の中で執り行われ、当支部の木舟 事務局長から賞状の授与と「か・み・し・ば・い」の大切さを話した室崎審査員長の総評(※2)紹介と群馬県連盟 第76団の防災マップに対する審査員の評価(※3)の説明があり、表彰状とチャレンジ賞、参加賞などが2人のスカウトとリーダーに渡されました。
引き続き、受賞した 鰐石 成珠さん と 荒川 華愛さん から、マップ作りについての発表がありました。2人は群馬県総合防災訓練に参加し、起震車での地震体験や自然災害体験車での強風豪雨体験、バケツリレーによる消火訓練、シェイクアウト訓練、炊き出しなどの様々な訓練や作業を体験し、その中での気づきをマップに記載したことや、住んでいる地域が利根川・渡良瀬川に挟まれた地域にあり、浸水被害の可能性があると知ったので、広くハザードマップの内容を知ってもらうために色使いを工夫して、わかりやすく見てもらえるよう心掛けたことなどを説明しました。
最後に、指導されたリーダーを代表して、吉田 団委員長から、「来年で創設30周年を迎えるが、これまで様々な体験・ボランティア活動を家族的な雰囲気で運営してきた。2人のリーダーに支えられ、世代を越えて“つないでいく”気持ちで取組んできた結果、スカウトに地域や団に対する愛着が生まれた。今回の表彰で、調べ体験したことを分かりやすくまとめたマップとして評価されたことから、“自分達の言葉で言えるように、言ったことは必ずやるよう”に指導してきた結果が現れたこと、今日も東京で生活しているにもかかわらずOGスカウトが駆けつけてくれ、また、4人のOGスカウトが“バトンを受け継ぐ”べく、リーダーの資格を取ってくれたことも合わさり、今までの指導が間違っていなかったと確認できたことを嬉しく思う」とのコメントがありました。
日本損害保険協会群馬損保会は、引き続き地域に根差した取組みを実施していきます。
※1 今年度の「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」
今年度は、全ての都道府県から 2,871点 の作品が寄せられ、マップ作りを通じて参加した児童の数は19,158人を数え、第1回のコンクールからの延べ参加児童数が15万人を超えました。
※2 室崎審査員長の総評
1月21日(土)に開催された「第13回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール表彰式」において、審査員長である室崎益輝・兵庫県立大防災教育研究センター長(神戸大名誉教授)が、審査総評において、「か・み・し・ば・い」、すなわち「か=体で感じる、み=皆で取り組む、し=調べて理解する、ば=バトンを受けわたす、い=イメージで提案する」の大切さを子ども達に伝えたもの。
※3 「ガールスカウト群馬県連盟 第76団」の防災マップに対する審査員の評価
【テーマ性】タイトルから、実体験を通じた「防災」をテーマとしていることがわかる。【ビジュアル性】色分けによって、洪水の危険箇所と避難場所が見やすく・わかりやすく整理されている。【提案性】「日頃からの心掛け」をまとめており、ハザードマップとして使用できるように作られている。【教育効果性】多くの場所に足を運び、また、実体験を通じて学んだ様子が伝わってくる。