新潟県損害保険防犯対策協議会総会を開催
2019.11.25
新潟県警等関係各所と連携し、不当・不正請求排除の意思を固める
新潟県損害保険防犯対策協議会(会長:杉山 真詩・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 新潟支店長)では、11月15日(金)16時から新潟市内のホテルで、第38回総会を次のとおり開催し、来賓・顧問・会員など、36名が出席しました。
損害保険業界では、1979年から民事介入暴力団対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため、全国にこのような協議会を設けています。当協議会は1981年に設置され、当支部が事務局として運営しています。
総会では、顧問である新潟県警組織犯罪対策二課の仙田嘉昭課長から、「平成21年の暴排条例の制定以降、暴力団構成員の数が減少し続けている。一方で、保険契約を悪用した犯罪は潜在化しており、暴力団の資金源となっている。資金を排除し組織を弱体化させるためにも、損保と警察、関係団体が協力して暴力団を排除していく必要がある。」との懇話がありました。また同県警交通指導課の本田比呂志課長は、「悪質な故意犯による交通事故や、保険金詐欺事件を防ぐために、損保各社から情報提供いただき、検挙につなげたい。」と今後の連携を呼びかけました。
また、杉山会長から、新潟県警察本部交通部交通指導課(本田 比呂志課長、菅野 彰宏課長補佐)・交通機動隊、新潟県新発田警察署(五十嵐 武志 交通課長)および新潟北警察署(緒方 邦恭 交通指導係長)に対し感謝状を贈呈し、事件解決への謝辞を述べました。これは、本年8月に、交通事故を偽装して保険金をだまし取った詐欺等の疑いで男ら5人を逮捕した事案に関し、損害保険事業の健全な運営に多大な貢献をしたとして、その功績に感謝の意を表明したものです。
そして、総会の最後には、出席者全員で、暴力や不当・不正請求、反社会的勢力の排除等の決議文を読み上げ、その意思を確固たるものにしました。
総会式次第
- 1.開会挨拶
-
新潟県損害保険防犯対策協議会 杉山 真詩 会長(当支部新潟損保会会長)
- 2.来賓懇話
-
財務省 関東財務局 新潟財務事務所 山岸 徹 所長
新潟県警察本部 刑事部組織犯罪対策第二課 仙田 嘉昭 課長
新潟県警察本部 交通部交通指導課 本田 比呂志 課長
新潟県弁護士会 民事介入暴力被害者救済センター運営委員会 野口 祐郁 元委員長
公益財団法人 新潟県暴力追放運動推進センター 志賀 康則 専務理事
一般社団法人 新潟県損害保険代理業協会 山崎 忠一 副会長
- 3.情勢報告
-
新潟県警察本部 刑事部組織犯罪対策第二課 藤山 大祐 課長補佐
新潟県警察本部 交通部交通指導課 菅野 彰宏 課長補佐
- 4.不当・不正請求事案排除の取組について
-
新潟損害サービス分科会 岩倉 博樹 環境副幹事社(共栄火災社)
- 5.感謝状贈呈
-
新潟県警察本部交通部交通指導課
交通機動隊
新潟県新発田警察署
新潟北警察署
- 6.決意表明
-
新潟損害サービス分科会 久保原 映子 副代表幹事社(東京海上日動社)
- 7.閉会挨拶
-
事務局 齊藤 健一郎(損保協会北関東支部)