埼玉県でザ・防災フォーラムを開催
2020.01.20
~これだけは備えておきたい防災をあなたへ、そしてあなたから~
日本損害保険協会 北関東支部(田中 忠之・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 理事埼玉支店長)では、一般社団法人 埼玉県損害保険代理業協会(会長:清水 克俊)および埼玉新聞社との主催で、1月11日(土)にソニックシティ国際会議室で、「ザ・防災フォーラム」を開催しました。当日は、埼玉県内の一般消費者を中心に158名の参加がありました。
本フォーラムは防災落語とパネルディスカッションの二部構成で行われ、第一部の防災落語では、1月17日に阪神・淡路大震災の発生から25年を迎えることから、震災発生後の暗闇の中、3本の懐中電灯のみを頼りにして出産する実話に基づく演目「天使の産声」を落語家 三遊亭京楽師匠に語っていただきました。また、防災落語が誕生した経緯や、震災発生後に助け合うこと(共助)の大切さ等について、山崎 登教授(国士舘大学防災救急救助総合研究所教授・元NHK解説副委員長)と三遊亭京楽師匠で対談を行いました。
続けて第二部のパネルディスカッションでは、パネリストそれぞれの立場から、公助・共助・自助それぞれの観点での防災への想い、地震被害や風水災の発生状況、今後の課題等について意見を述べました。コーディネーターの山崎 登教授(国士舘大学防災救急救助総合研究所教授・元NHK解説副委員長)は、パネルディスカッションのまとめとして、「災害を防ぐことも、大きな災害の被害をゼロにすることもできないかもしれないが、被害を少しでも減らす努力が重要である。今後、自分自身で備える自助、助け合うということの共助、そして政府・自治体による公助と、それぞれの立場で取り組んでいくことが大切だと思う。」と述べました。
参加者アンケートでは、「防災落語の内容に感動した」「自分にできることとしての自助・共助の必要性や大切さを再認識した」「市民目線に近い落語家と各分野の専門家のディスカッションが深い学びにつながった」等の声が寄せられました。
当支部では、引き続き自然災害リスクの啓発と事前の備えを促す取り組みを実施していきます。
プログラム
- 「牛ほめ」 三遊亭 神楽 氏(落語家)
- 「天使の産声」 三遊亭 京楽 氏(落語家)
- 三遊亭 京楽 氏(落語家)
- 山崎 登 氏
(国士舘大学防災救急救助総合研究所教授・元NHK解説副委員長)
- コーディネーター 山崎 登 氏
(国士舘大学防災救急救助総合研究所教授・元NHK解説副委員長) - パネリスト 三遊亭 京楽 氏(落語家)
- パネリスト 室崎 益輝 氏
(兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長) - パネリスト 普家 俊哉 氏
(埼玉県危機管理防災部危機管理課危機対策幹) - パネリスト 下山 利浩 氏
(気象庁地震火山部管理課地震津波防災対策室長) - パネリスト 高橋 賢一 氏
(気象庁予報部予報課防災気象官)