佐賀県損害保険防犯対策協議会総会を開催
2019.12.06
佐賀県警に保険犯罪・不正請求の未然防止を宣言
日本損害保険協会 佐賀損保会(会長:原 誠行・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 佐賀支店長)では、11月21日(木)に佐賀市内で、第36回佐賀県損害保険防犯対策協議会総会を開催し、来賓・顧問・会員など23名の出席がありました。
開会に際し、佐賀県損害保険防犯対策協議会の 原 会長(協議会会長は佐賀損保会会長が兼務)から、日頃よりの関係各位の連携・協力に謝辞を伝えるとともに、「善良な契約者の保険料負担増を避けるためにも、引き続き県警本部、関係各位のご協力を頂きながら、保険犯罪防止に努めたい。」との挨拶がありました。
顧問を代表して佐賀県警察本部の松吉 昭典 刑事部長(警視正)からは、「刑法犯は昨年度戦後最少を記録し、今年更に減少で推移しており、一番ピークであった平成15年の1/4レベルまで減少している。他方、ニセ電話詐欺等高齢者などを狙った犯罪は深刻化しつつあり、交通事故も9月以降死亡事故が多発し、29人の死亡と前年の年間死者数(昨年中は同30人)に迫ってきている。損害保険業界は暴力団関係者のターゲットになりやすい。保険犯罪防止のため、早めの相談・情報提供を願いたい。」との挨拶があった。
また、講演において佐賀県警察本部 刑事部組織犯罪対策課 古賀 寛孝 課長補佐(警部)からは「災害時は復興需要等を狙い、暴力団関係者が積極的に活動する時期。注意が必要」と。また、佐賀県警察本部 交通部交通指導課 砥綿 公正 特別捜査補佐(警部)からは「これからの時期、薄暮時の横断中のひき逃げ事故や「ひっかけ事故(相手の過失が大きくなるよう事故を作出)」が多発する。「偽装」・「架空」・「加重」の交通事故保険金詐取を防ぐべく徹底的に確認を行っている。引き続き毅然とした態度で臨むので、警察への情報提供・捜査協力を願いたい」との講話がありました。
その後、損害保険事業の社会公共性に鑑み、損害保険に関する犯罪の予防と排除に努め、事業の健全な発展を図るための決議を全員一致で採択し、その意思を確固たるものにしました。
損害保険業界では、1979年から民事介入暴力対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため、全国にこのような協議会を設けています。当協議会は1981年に設置されています。総会の概要は次の通りです。
第36回 佐賀県損害保険防犯対策協議会総会 式次第
- 1.開会挨拶
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佐賀県損保警察情報連絡協議会 原 会長(あいおいニッセイ同和損保)
- 2.来賓並びに顧問・出席者紹介
- 3.顧問・来賓ご挨拶
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佐賀県警察本部 刑事部長 松吉 昭典 様
財務省 福岡財務支局 佐賀財務事務所長 藤田 誠司 様
佐賀県弁護士会 民事介入暴力特別委員会委員長 弁護士 半田 望 様
- 4.平成30年度活動報告及び令和元年度活動方針
- 5.決議文唱和・採択提出
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佐賀損害調査部会(佐賀損害サービス分科会) 廣木 代表幹事(AIG損害保険)
- 6.講 演
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佐賀県警察本部 刑事部組織犯罪対策課 課長補佐 古賀 寛孝 様
佐賀県警察本部 交通部交通指導課 特別捜査補佐 砥綿 公正 様
佐賀県暴力追放運動推進センター 専務理事 江口 勝則 様
- 7.閉会の辞
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佐賀損害調査部会(佐賀損害サービス分科会) 廣木 代表幹事(AIG損害保険)
(注)「佐賀損保会」および「佐賀損害サービス分科会」は、当支部の組織です。