佐賀県損害保険防犯対策協議会総会を開催

~佐賀県警と不当不正請求排除に向けた連携を確認~

 日本損害保険協会 佐賀損保会(会長:江里口 和雅・東京海上日動火災保険株式会社 佐賀支店長)では、11月19日(木)に佐賀市内で、第37回佐賀県損害保険防犯対策協議会総会を開催し、来賓・顧問・会員など24名の出席がありました。
 開会にあたり、佐賀県損害保険防犯対策協議会の 江里口 会長(協議会会長は佐賀損保会会長が兼務)から、日頃からの関係各位の連携・協力に謝辞を伝えるとともに、「この協議会の意義・目的・使命を果たすべく、今後も関係機関・団体と連携し、不当不正請求の排除に向けてなお一層の努力をしていく」との挨拶がありました。
 顧問を代表して佐賀県警察本部の井手 栄治 刑事部長(警視正)からは、「佐賀県内の刑法犯は、減少傾向にあるが、空き巣や高齢者を狙った犯罪は依然として発生している。交通事故において佐賀県はワーストクラスと言われており、死亡者は前年よりプラスになっている。また、暴力団をはじめとした組織犯罪集団は交通事故に絡んだ保険制度を悪用している。そのようなケースは、早い段階で警察等に相談や情報提供を行って対応することが大切」との挨拶がありました。
 また、講演において佐賀県警察本部 刑事部組織犯罪対策課 本吉 正成 暴排補佐(警部)からは暴力団についての説明や佐賀県内における暴力団情勢について講話があり「不当要求を排除するには、警察への情報提供が必要である。今後も関係団体と連携をしながら組織犯罪の撲滅を推進していきたい」と結ばれました。続いて、佐賀県警察本部 交通部交通指導課 砥綿 公正 特別捜査補佐(警部)からは「佐賀県内の交通事故の情勢、交通事故保険金詐欺事件の現状について講話があり、「偽装」・「架空」・「発生した事故を利用した」交通事故保険金詐取について説明がありました。
 その後、損害保険事業の社会公共性に鑑み、損害保険に関する犯罪の予防と排除に努め、事業の健全な発展を図るための決議を全員一致で採択し、その意思を確固たるものにしました。
損害保険業界では、1979年から民事介入暴力対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため、全国にこのような協議会を設けています。当協議会は1981年に設置されています。総会の概要は次の通りです。

第37回 佐賀県損害保険防犯対策協議会総会 式次第

開会挨拶する江里口会長
挨拶を行う井手刑事部長
来賓挨拶を行う藤田財務事務所長
来賓挨拶を行う半田弁護士
活動方針を提案する荒西代表幹事
講演をする本吉暴排補佐
講演をする砥綿特別捜査補佐
講演をする江口専務理事
司会進行を務める櫻井副代表幹事
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