産官学民で考える「高齢者交通事故防止シンポジウム」(サポカー試乗体験含む)を香川大学で初めて開催し、239人が参加!
2020.02.20
一般社団法人 日本損害保険協会 四国支部(委員長:吉田 修/あいおいニッセイ同和損害保険株式会社執行役員四国本部長)では、産官学民で考える「高齢者交通事故防止シンポジウム」(サポカーの試乗体験含む)を香川大学との共催で高松市の香川大学内で初めて開催しました。当日はサポカーの試乗体験に71人、シンポジウムには239人もの方に参加いただきました。なお、当日は香川大学生10名のボランティアの方に当日の運営を協力してもらいました。
- ■日 時
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2020年2月16日(日)
1.サポカーの試乗体験:10時00分~11時30分
2.シンポジウム :13時45分~16時30分
- ■場 所
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香川大学構内
1.研究交流棟北側駐車場
2.オリーブスクエア(多目的ホール)
- ■主 催
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日本損害保険協会四国支部、香川大学
- ■後 援
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香川県、香川県警察、高松市、香川県損害保険代理業協会、放送大学香川学習センター、 NHK高松放送局、四国新聞社、RNC西日本新聞、国土交通省四国地方整備局
- ■司 会
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磯部 路恵氏
西日本放送ラジオ「さわやかラジオ」アシスタントパーソナリティ
- ■挨 拶
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日本損害保険協会 会長
金杉 恭三
香川大学長
筧 善行
香川県副知事
西原 義一 氏
- ■内 容
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1.サポカーの試乗体験
サポカー機能のある車2台と後付けのサポカー1台の計3台、更に日本で数台しかないVR体験車を稼働。
2.シンポジウム
<第1部>基調講演
- Ⅰ.香川県の高齢者交通事故の現状と課題
香川県警察本部交通部長 岡田 知春 氏
昭和から令和にかけて社会構造・交通環境の変化や高齢者事故の特徴、課題と対策等について説明があり、ドライバーは「止まる、見る、待つ」を心掛け、歩行者は外出時に反射材を身に付けることについて呼び掛けた。
- Ⅱ.香川県における新しい社会インフラ導入の可能性と安全安心な街づくり
~自動運転走行の活用とMaaSの構築に期待して~
香川大学法学部教授 肥塚 肇雄 氏
マイカー社会を見直し、自動運転走行と既存の公共交通機関動を活用した高松MaaS(Mobility as a Service)の実現こそが香川県を交通安心県とするための手段であり、高松MaaSを実現するためには確実な事業継続性の確保の保障といったハード面と「どのような地域を作っていくのか」という住民の意識であるソフト面が課題であることを訴えた。
<第2部>パネルディスカッション
〇テーマ
香川県における高齢者の交通事故発生をいかにして防ぐか-産官学民で考える-【コーディネーター】
香川大学法学部教授
肥塚 肇雄 氏
【パネリスト】
香川県危機管理総局くらし安全安心課 課長
小瀧 賢士 氏
香川県警察本部交通部統括参事官兼交通企画課長
松原 正則 氏
香川県交通安全母の会連合会 会長
大浦 すみ子 氏
国土交通省四国地方整備局香川河川国道事務所 所長
檜田 幸伸 氏
日本損害保険協会四国支部 委員長
吉田 修
- Ⅰ.香川県の高齢者交通事故の現状と課題
本シンポジウム後、会場からは「MaaSの効果が高松市以外の地域では浸透しないと思われるが対策はあるのか」「交通事故死者数が平成24年、25年は下がっているが、その要因は何か」「おもてなシートは非常に良いアイデアだ」などの質問や感想が複数寄せられ、盛況裡に終了しました。
参加者アンケートの結果、サポカーの試乗体験では「大変満足」「満足」が85%以上、シンポジウム基調講演では85%以上、パネルディスカッションでは95%以上の方から「わかりやすかった」「役に立った」と概ね高い評価をいただき、また、フリーアンサーでは以下のような意見が多く寄せられました。
<サポカーの試乗体験に対する主な意見>
- 身体機能が衰えた高齢者が増える中、安全をサポートする装置が義務化するのは良いと思う
- ペダルの踏み間違い体験は日常では中々体験できないので良かった。
- きちんと作動するか不安であったが、きちんと機能することがわかった。
<シンポジウム(基調講演・パネルディスカッション)に対する主な意見>
- 産官学民が一体となり魅力ある香川県の実現に向けた取り組みとして素晴らしい内容であった。
- 生活道路での事故発生が多いことに初めてしった。高齢者の足の確保は地域社会の重要な問題である。
- 各関係者の方が高齢者の交通事故削減に向けて真剣に取り組んでいることが良く分かった。
- 高齢になるとどんな事故が多くなり、何にどう注意すればよいのか等も説明してほしかった。
当支部では、今後も各自治体や大学等と連携して、こうしたシンポジウム等を通じて高齢者や自転車の交通事故防止に関する情報提供を行い、地域防災力の向上に貢献していきます。
※本模様は、当日、RNC西日本放送、KSB瀬戸内海放送、岡山放送で報道され、2月17日に四国新聞、讀賣新聞に掲載されました。