防災リーダーを目指す約70名の若者が「次世代塾」を修了
~東日本大震災の教訓を活かして、河北新報社等と全15回の連続講座を実施~
2019.03.29
日本損害保険協会(会長:西澤 敬二)では、東日本大震災の教訓を活かして、若者の防災リーダーを育成するため、「311『伝える/備える』次世代塾」を河北新報社等(※)と実施し、2019年3月16日(土)に東北福祉大学仙台駅東口キャンパスで修了式を開催しました。
「311『伝える/備える』次世代塾」は、2017年度から開催し、主に10代後半から20代前半の学生や社会人を対象に全15回の通年の連続講座を実施しています。2年目となる2018年度のプログラムは、震災発生直後・復旧期・復興期の3段階に分けてテーマを設定し、被災当事者等による講義や被災地の視察を通じて、グループ討議も交えながら理解と交流を深める内容で、約70名が修了しました。
修了式当日は、郡 和子 仙台市長から修了証の授与、祝辞が行われるとともに、当協会の宇田川 智弘 業務企画部長から皆勤賞・精励賞の贈呈、祝辞を行いました。修了生の代表者からは、「震災の記憶が風化している今だからこそ、率先して伝える側になりたい」と答辞が述べられました。最後に修了生間でグループ討議を実施し、「震災を自分のこととして捉えるきっかけになった」「生活の中で災害を考える習慣が身に付いた」など本取組みを通じて学んだことが各グループから発表されました。
なお、2019年度に実施する本講座の第3期受講生を現在、募集しています。詳細は河北新報社防災・教育室(TEL:022-211-1591)までお問い合わせください。
当協会では、今後も本取組みをはじめとした防災リーダーの育成など地域防災力の向上に努めていきます。
(※)本取組みを主催する「311次世代塾推進協議会」は、河北新報社、東北福祉大学、仙台市、東北大学、宮城教育大学、東北学院大学、東北工業大学、宮城学院女子大学、尚絅学院大学、仙台白百合女子大学、学都仙台コンソーシアム、みちのく創生支援機構、日本損害保険協会で構成されている。
311「伝える/備える」次世代塾 修了式(2019年3月16日)
- 1.開会挨拶
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武田 真一(次世代塾 塾長/河北新報社 防災・教育室長、論説委員)
- 2.修了証授与、祝辞
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郡 和子(仙台市長)
- 3.修了生代表答辞
- 4.皆勤賞・精励賞授与、祝辞
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宇田川 智弘(日本損害保険協会 業務企画部長)
- 5.激励の挨拶
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舩渡 忠男(次世代塾 顧問/東北福祉大学 教授)
- 6.修了生によるグループ討議、発表
- 7.閉会・記念撮影