水災が懸念される時期に向け、防災啓発活動を強化
~ハザードマップの活用や水災への備え等について、オンラインで学べる動画やPDFをご紹介~
2020.09.01
一般社団法人 日本損害保険協会(会長:広瀬 伸一)では、近年夏から秋にかけ各地で豪雨や大型台風による甚大な被害が出ていることから、水災や土砂災害への備えを目的とした防災啓発活動を強化しています。
当協会および損害保険業界は、自然災害の多発化・激甚化が常態となりつつある中、災害の被害低減へとつながる行動の呼びかけと合わせ、迅速かつ適切な保険金支払いに向けて、業界一丸となった課題解決への取組みを今後も推進してまいります。
1.当協会の防災ツールをオンラインで直接ご覧いただくための取組み
当協会では、これまでに様々な防災啓発ツールを作成・提供しています。今般、これら既存ツールを「水災対策編」と「地震対策編」の2つの切り口で再整理し、紹介PDFとして取りまとめました。
梅雨~台風シーズンである6月~11月頃までの時期は「水災対策編」、それ以外の時期は「地震対策編」の内容を主にご活用いただき、会員各社や損保代理店等を通じてご契約者や一般消費者の方々にご案内いただける内容となっています。
なお、この紹介PDFはWithコロナの状況下であっても自由に・どこからでもご覧いただけるよう、メール添付での拡散やPC画面での表示を想定しており、各ツールにはQRコードから直接アクセス可能となっています。
※印刷物でのご提供は行っておりません。
「水災対策編」の内容
2.「そんぽ防災Web」を通じた情報発信の取組み
当協会では、防災関連情報を集約した特設サイト「そんぽ防災Web」を2017年度から運営中です。
同サイトでは、風水害の災害データと損保の支払保険金に関するデータをマッチングさせたデータベース(気象庁および損害保険料率算出機構等と連携)のほか、当協会の各種防災関連コンテンツを掲載しています。
また、閲覧者がリアルタイムで災害関連情報を入手できるよう、行政のTwitterアカウント(※)のツイート内容を自動取得して表示しています。
※内閣府(防災担当)、首相官邸(災害・危機管理情報)、首相官邸(被災者応援情報)の3アカウント。
今年度は、情報発信の拡充に向けた追加取組みとして、気象庁が5月にリリースしたeラーニングコンテンツ「大雨の時にどう逃げる」や、当協会中部支部で7月に作成した実験動画「防災・減災 WEBピクニック」など、Withコロナの状況下であっても活用いただけるコンテンツを積極的に紹介・掲載しています。