「親子で学ぶ 防災・減災ピクニック」を実施
2016.08.15
~家族防災力を高め、南海トラフ巨大地震などの自然災害に備える~
日本損害保険協会中部支部(委員長:木村 岩雄・東京海上日動火災保険株式会社常務執行役員)では、8月6日(土)に名古屋大学減災連携研究センターの福和 伸夫 センター長をナビゲーターに迎え、「親子で学ぶ 防災・減災ピクニック」を実施しました。当日は、16組37名の親子がバスで移動しながら、愛知県内の防災・減災の拠点である名古屋大学減災館と名古屋都市センター、名古屋市港防災センターで防災・減災を楽しく学びました。
開催にあたり、当支部消費者部会の白井 鉄也 部会長(東京海上日動火災保険株式会社東海・北陸業務支援部長)から、「南海トラフ巨大地震は子どもたちが生きているうちに起きる可能性が非常に高く、子どもたちに災害を乗り越えて生きていく力を身につけさせるのは、私たち大人の責任であり、防災・減災ピクニックを通じて、親子で楽しく防災・減災を学んでほしい」と挨拶がありました。
名古屋大学減災館では、○×クイズで防災知識を確認したり、プリンを使った実験で食べながら地震や建物の揺れ方を学んだり、「紙ぶるる(地震を学ぶための体感型教材)」を組み立てて下敷きと色鉛筆を使った実験で地震による建物の揺れ方を学びました。
移動のバスの中では、福和 伸夫 センター長の解説により、防災・減災の視点から名古屋のまちを再発見しました。
続く名古屋都市センターでは、新聞紙で作った紙食器にビニール袋を敷いて非常食を試食し、ローリングストック法という備蓄の方法を学びました。試食後は、防災すごろくで防災を学び、タブレット端末で減災まちづくり情報システムを通じて参加者の自宅周辺のハザード情報を確認しました。
最後の名古屋市港防災センターでは、スーパー伊勢湾台風を学び、伊勢湾台風や南海トラフ地震による津波を3D映像で体感しました。
アンケートでは、参加者の満足度が非常に高く、「親子でおいしく楽しく防災・減災を学ぶことができた」「もっと防災・減災の話を聞きたかった」「家族にも伝えたい」などの感想が寄せられました。 当支部では、南海トラフ巨大地震に備えて、家族や地域の防災力を高めるため、今後もこうした取組みを進めていきたいと考えています。