愛知県で地震保険制度創設50周年記念セミナーを開催
2016.09.26
~見たくないものも正視して震災に備える~
日本損害保険協会中部支部(委員長:木村 岩雄・東京海上日動火災保険株式会社 常務執行役員)は、9月12日(月)、名古屋市の名古屋東京海上日動ビルで、東海三県(愛知県、岐阜県、三重県)の損害保険代理店を対象に地震保険制度創設50周年記念セミナーを開催しました。
開会にあたり、当協会中部支部委員会の木村 岩雄 委員長から、主催者挨拶があり、「いつでもどこでも地震が起こりうる日本では、地震保険が果たせる役割は決して小さくない。保険会社と代理店が一体となって、一人でも多くの方に地震保険はいざというときに前向きな一歩を踏み出す確かな支えとなることを伝えていきたい」と述べられました。
特別講演では、名古屋大学減災連携研究センターの福和 伸夫 センター長から、「見たくないものも正視して震災に備える」というテーマで、歴史を交えた過去の地震の解説など、様々な角度から熊本地震の現地の状況や現代社会の災害脆弱度について講演がありました。続いて、当協会の深田 一政 常務理事から、東海三県の地震リスクや2017年1月の地震保険制度の改定内容、地震保険が必要な対象先について解説がありました。当協会中部支部の吉澤 篤史 事務局長からは、東海三県の地震保険の付帯率の県内の内訳の説明があり、また、同支部で作成した地震保険のチラシの紹介がありました。
閉会の挨拶では、日本損害保険代理業協会東海ブロック協議会の金子 紀代志 会長から、「地震保険の付帯率を高めるためには代理店の熱意が大事であり、熱意のある募集人には損害保険トータルプランナーを目指してほしい」と認定証を手にしながら、参加者へメッセージが述べられました。
セミナー終了後のアンケートでは、参加者の満足度が非常に高く、「セミナーで感じた地震への危機感を多くのお客様に伝えて地域の安心・安全に貢献したい」「地震保険を勧める代理店がどれだけ地震への備えをしているかの問いかけに改めてその大切さを考えさせられた」「代理店として地震保険にどう向き合えばよいか考え直すきっかけになった」などの感想が数多く寄せられました。
当支部では、10月28日(金)に愛知県で、10月31日(月)に静岡県で同様のセミナーを開催する予定です。