浜松市で地震保険セミナーを開催

地震保険付帯率が相対的に低い浜松市で地震保険普及を後押し

 日本損害保険協会中部支部(委員長:堂領 英毅・三井住友海上火災保険株式会社執行役員中部本部長)は、12月11日(月)、静岡県浜松市で損害保険代理店・募集人向け地震保険セミナーを開催しました。当日は、会場のグランドホテル浜松に200名を超える方々にご参加いただきました。

 開会にあたり、当支部・静岡損保会会長の 溝口 一修(代読:三井住友海上火災保険株式会社浜松支店長 千田 秀一)から、「南海トラフ巨大地震の大きな被害が想定されている中、浜松市では地震保険の普及があまり進んでいない。いつか必ず来る大災害に備えて、安心・安全な社会の形成に向けて、私たちができること・やるべきことを一緒に考えていきたい。」と挨拶がありました。

 続いて、3名の講師による講演があり、まず、名古屋大学減災連携研究センターの 福和 伸夫 センター長から、過去の地震災害とその後の地域の変遷との関係性、建物の耐震性や安全なまちづくりなどに関して、映画「シン・ゴジラ」のワンシーンも交え『見たくないものも正視して震災に備える』ことの重要性についてお話がありました。
 浜松市危機管理課の 小林 正人 副参事兼課長補佐からは、浜松市における地震の被害想定と対策、そして家屋の耐震化や家具の固定、避難、備蓄など、市民がすべき行動などについてお話がありました。
 最後に、熊本県損害保険代理業協会の 井上 浩一 会長から、2016年4月の熊本地震の体験をもとに、地震が起きた時に代理店として何をすべきか、お客様対応で困ったこと・感謝されたこと、地震保険の有用性などについてお話がありました。

 また、閉会挨拶では、静岡県損害保険代理業協会の 菊地 勝男 会長から、地震保険普及に向けた提言と力強い決意表明がありました。

 セミナー終了後のアンケートでは、「知らない事も多く大変勉強になった」「地震の怖さ、対策の必要性を改めて感じた」「自分を含めて『何とかなる。大丈夫だろう。』という他人任せの意識を変えていくようにお客様に働きかけていきたい。」「熊本地震に関して生の声が聞くことができ、とても参考になった。」など、参加者から満足度の高い感想が多数寄せられました。

 当支部では、南海トラフ巨大地震に備えて、防災・減災の意識啓発とともに地震保険の普及促進を図るため、今後もこうした取組みを進めていきたいと考えています。

セミナー風景
開会挨拶
福和センター長による講演
浜松市危機管理課による講演
井上会長による講演
閉会挨拶
地震保険啓発ちらし

地震保険啓発ちらし(静岡県版)(PDFファイル:2.00MB)

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