「親子で学ぶ 防災・減災ピクニック」を実施

家族防災力を高め、南海トラフ巨大地震などの自然災害に備える

 日本損害保険協会中部支部(委員長:中村 茂樹・損害保険ジャパン日本興亜株式会社常務執行役員中部本部長)では、名古屋大学減災連携研究センターの福和 伸夫 センター長をナビゲーターに迎え、「親子で学ぶ 防災・減災ピクニック」を8月4日(土)に実施しました。当日は、19組43名の親子が、愛知県内の防災・減災の拠点である名古屋大学減災館と名古屋都市センターをバスで移動し、防災・減災を楽しく学びました。

 開催にあたり、当支部の北川 裕司 事務局長から、「南海トラフ巨大地震は、いつ発生してもおかしくない状況です。また、台風や豪雨などにも備える必要があります。子どもたちを災害から守るのは、私たち大人の責任です。家具の転倒防止など、まだの方はすぐに行ってください。被災後の生活を守る地震保険にも是非加入をお願いします。」と挨拶がありました。

 名古屋大学減災館では、福和センター長の指導で、地震体験、臨海部と山間部の地震の揺れ方の学習、「紙ぶるる」で筋交いの役割の学習、プリンを使った地盤と建物の揺れ方の学習などが行われました。
 移動のバスの中では、福和センター長の解説により、通る場所の地名の由来を確認しながら、防災・減災の視点から名古屋のまちを再発見しました。
 名古屋都市センターでは、災害時にも温かい食事がとれる非常食を試食したり、紙食器の作り方を学んだり、名古屋都市センター企画課 前川 栄子さんの指導によるクイズラリーで名古屋のまちづくりを学びました。
 最後は、協力団体である愛知県損害保険代理業協会の川合 秀弘 副会長から、「今回のピクニックでの経験を、防災・減災に是非活かしてください。」との閉会挨拶がありました。

 アンケートでは、参加者の満足度が非常に高く、「子どもの自由研究で参加しましたが、大人もいろいろ体験でき、自宅での備えを再度考えさせられました」「ワークショップがたくさんあったので、長時間でしたが、子どもが飽きずに楽しめました」「お友達ともプリンを使った実験をやってみたいです」「非常食を食べたことが無かったので、いい経験になりました」などの感想が寄せられました。

 当支部では、南海トラフ巨大地震に備えて、家族や地域の防災力を高めるため、今後もこうした取組みを進めていきたいと考えています。

北川事務局長の開会挨拶
解説をする福和センター長
地震の揺れ方の違いを体験
「紙ぶるる」で筋交いの役割を学習
プリンを使って地震の揺れを実験-1-
プリンを使って地震の揺れを実験-2-
バスの中の様子
非常食を作って試食
クイズラリーの様子-1-
クイズラリーの様子-2-
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