静岡県富士宮市へ高規格救急自動車を寄贈

地域の消防力向上に貢献

 日本損害保険協会中部支部(委員長:中村 茂樹・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 常務執行役員中部本部長)では、2018年度に全国の自治体に寄贈する高規格救急自動車5台のうち1台が静岡県富士宮市に配備されることになり、2月26日(火)に富士宮市西消防署上野分署で開催された受納式に出席しました。受納式では、同支部静岡損保会の金井 徳幸 会長(損保ジャパン日本興亜株式会社執行役員静岡支店長)から、富士宮市の須藤 秀忠 市長に目録とレプリカキーを贈呈しました。

 金井会長は、挨拶の中で、「救急自動車の寄贈は、損害保険業界が自賠責の運用益を活用して、交通事故被害者の救済支援等のために行っている事業の一環です。寄贈した高規格救急自動車を、地域の救急救命活動と、市民の皆さまの安全で安心な生活のために、役立てていただきたい。」と述べました。

 これに対して、須藤市長は、「近年、高齢化や災害の増加により、救急体制の強化が課題となっている。このような状況の中、高度な対応が可能な今回の高規格救急自動車の寄贈は大変ありがたい。大切に使用させていただく。」と謝辞を述べられました。

 当協会では、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の運用益を活用した自動車事故の被害者救済支援事業の一つとして、救急自動車の寄贈を1971年度から毎年実施しており、救急救命士制度の発足に伴い、1991年度からはより高度な救急医療機器を装備した高規格救急自動車を寄贈しています。これまでの高規格救急自動車の累計寄贈台数は276台、救急自動車全体の累計寄贈台数は1,665台となっています。

金井会長(左)と須藤市長
受納式出席者

<ご参考> 高規格救急自動車

 従来型の救急自動車に比べ、広い車内空間を備え、傷病者の振動等を軽減させるための防振架台や換気装置、冷暖房設備等、救急救命士が高度な救急救命処置を十分に行うことのできる設備を備えた救急自動車のこと。

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