「ぼうさいこくたい2019」に出展
2019.10.28
~ぼうさいを、もっと日常に~
日本損害保険協会中部支部(委員長:渡辺 敏男・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 専務執行役員)では、10月19日(土)に名古屋駅南側のささしまライブエリアで開催された「ぼうさいこくたい2019」内のセッション「つなぎ舎(や)」に共催団体として参加しました。
「つなぎ舎(や)」は、南海トラフ地震などの自然災害に対応する地域防災力向上をテーマに、防災・減災の担い手が、地域、世代、組織等の枠組みを超えて協力し合えるよう、ボランティア、学生、行政等の参加者が様々な絆をつくることを目的した防災人材交流シンポジウムで、今年で3回目の開催となります。
シンポジウムのオープニングでは、岩下消費者部会長から、「損害保険業界は保険を通じて、安心・安全な社会づくりに貢献し、南海トラフ巨大地震などにも、万全の備えをして乗り越えていきたい」と共催団体を代表して挨拶がありました。
次に、実践報告と課題提起として、5名のゲストスピーカーから異なるテーマの基調講演がありました。
1.若者による復旧・復興まちづくり
雁部 那由多 氏(東北学院大学1年生)
2.地域資源の連携による支援
長坂 善人 氏(浜松の企業が手をつなぐ西日本豪雨支援ネットワーク・代表世話人)
3.多様なセクターの連携による支援
樋口 務 氏(特定非営利活動法人くまもと災害ボランティア団体ネットワーク・代表理事)
4.要援護者を視点にした支援
西尾 浩志 氏(愛知県社会福祉協議会地域福祉部長)
5.地震が襲った被災地の実態
早川 直喜 氏(札幌市危機管理対策室)
続いて、名古屋大学減災連携研究センターの新井 伸夫特任教授から、会場内に広げられた西日本を中心とした巨大地図にプロジェクションマッピングを投影しながら、南海トラフ地震等の被害想定についての解説がありました。
次に、認定特定非営利活動法人レスキューストックヤード栗田 暢之代表理事の進行で、ワークショップが行われました。ワークショップでは、基調講演を踏まえ、5つのテーマ(各4グループ、計20グループ)に分かれて130名の参加者がグループディスカッションを行い、代表者が発表したあと、質疑応答が行われました。
最後に、名古屋大学減災連携研究センター長の福和 信夫教授から、「今回は、ぼうさいこくたい2019内のセッションということもあり、例年よりも幅広い層の参加者が集まり、議論することができた」と閉会挨拶がありました。
当支部では、家族や地域の防災力を高めるため、今後も防災・減災啓発活動を進めていきます。