三重県で地震保険セミナーを開催
2019.11.19
~南海トラフ巨大地震で大きな被害が想定されている三重県で地震保険普及を推進~
日本損害保険協会中部支部三重損保会(会長:松下 守・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 三重支店長)は、11月14日(木)、三重県津市のプラザ洞津 飛翔の間で、損害保険代理店・募集人向け地震保険セミナーを開催し、93名の方々に参加いただきました。
開会にあたり、三重損保会・松下会長から、「地震保険の役割は、ますます重要になってきています。私たちが損害保険のプロとして、家庭のリスク・マネージャーとして、まずは“地震”という大きなリスクが身近に迫っていること、そして事前の備えが必要であることをお客様に正しく伝えていきましょう」と主催者挨拶がありました。
第一部講演では、愛知工業大学地域防災研究センター長の横田 崇教授から、「どう備える 巨大地震と気象災害」と題して、過去の大災害と近年の災害とを比較、迫る南海トラフ巨大地震の被害想定や、災害に対する危機認知(危険バイアス)等について講演をいただきました。
第二部講演では、津地方気象台の中堀 康弘 東海地震防災官から、「迫る地震災害リスクと気象庁の地震関連防災情報」と題して、中部地方における過去の地震災害や活断層を踏まえた地震発生可能性、気象庁の地震関連防災情報等について、講演をいただきました。
続いて、日本損害保険協会中部支部の宮崎 隆志事務局長から、地震保険の市町村別の付帯率や、過去の地震災害の被災者の体験談について情報提供がありました。
最後に、本セミナー協力団体である三重県損害保険代理業協会の田中 義彦会長から、地震保険普及に向けた力強い決意表明がありました。
セミナー終了後のアンケートでは、「今日、教えて頂いたたくさんの情報について、自分なりに理解を深めてお客様に伝えていかなくてはならないと感じました」「役立つ情報の提供ありがとうございました」「地震に対する意識を高くしていきたいと再確認しました」等、参加者から感想が寄せられました。
当支部では、南海トラフ巨大地震に備えて、防災・減災の意識啓発とともに地震保険の普及促進を図るため、今後もこうした取組みを行ってまいります。