愛知県損害保険防犯対策協議会総会を開催

~損害保険事業の健全な発展のため、不正請求などあらゆる犯罪の防止を図ることを確認~

 日本損害保険協会中部支部(委員長:鹿子木 満・東京海上日動火災保険株式会社 常務執行役員)は、10月1日(木)14時から名古屋銀行協会で、第40回愛知県損害保険防犯対策協議会総会を開催し、来賓・顧問・会員など37名の出席がありました。

 開会に際し、愛知県損害保険防犯対策協議会の鹿子木会長(協議会会長は中部支部委員長が兼務)から、日頃からの関係各位の連携・協力に謝辞を伝えるとともに、「AIを活用して不正請求事案を早期に検知できる仕組みを整えた。保険金詐欺や不正請求防止に向けて、これからもシステムを高度化していくことが重要であり、今後も愛知県警察本部をはじめ関係者と一致団結して犯罪の予防と、損害保険事業の健全な発展を図っていきたい」との挨拶がありました。

 顧問を代表して来賓祝辞で登壇した愛知県警察本部刑事部組織犯罪対策局 鈴木 彰 組織犯罪対策局長からは、暴力団の資金源である特殊詐欺の被害状況、愛知県警の取組みが紹介されるとともに「コロナ禍で新たな犯罪が暴力団の資金源になる可能性がある。そのような犯罪を防止できるよう、今まで以上に緊密に連携していきたい」と挨拶がありました。

 その後、鹿子木会長から鈴木局長に対し、感謝状を贈呈し、事件解決への謝辞を述べました。本件は、交通事故の被害者が休業損害を不正請求した事案と、偽装追突事故による不正請求を試みた事案の犯人を検挙したもので、損害保険事業の健全な発展に多大な貢献をしたとして、その功績に感謝の意を表明したものです。また、暴力団排除への当協議会の継続的な活動に対し、鈴木局長から鹿子木会長に感謝状が授与されました。

 続いて、愛知県警察本部刑事部組織犯罪対策局組織犯罪対策課 田中 隆二 課長補佐の「最近の暴力団情勢について」と題した講演では、暴力団などの反社会的勢力の現状と対策について説明がありました。

 当支部は、今後も引き続き、愛知県警察本部等と連携して、保険犯罪や不正請求の防止に向けて取り組んでまいります。

第40回愛知県損害保険防犯対策協議会総会

1. 会長挨拶
2. 来賓挨拶
3. 来賓紹介
4. 議事
5. 感謝状贈呈
6. 感謝状受領
7. 決議文採択
8. 特別講演
主催者挨拶:鹿子木会長
来賓挨拶:鈴木組織犯罪対策局長
感謝状を授与された鹿子木会長
田中課長補佐による講演
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