エゾシカとの衝突事故防止啓発チラシ・ポスターを作成
2017.09.22
特に事故が多発する10月~11月に注意喚起
日本損害保険協会北海道支部(委員長:窪田 博・三井住友海上火災保険株式会社 執行役員北海道本部長)では、北海道庁・北海道警察本部・国土交通省北海道開発局等と連携し、北海道内で多発しているエゾシカと自動車との衝突事故防止を呼びかけるための啓発チラシおよびポスターを作成しました。
北海道では、エゾシカとの衝突事故が2016年には1,936件発生しており、そのうち約4割が10月~11月の2ヶ月間に集中しています。エゾシカの成獣に衝突すると車のドライバーや同乗者が負傷する場合があるほか、衝突を避けようと急ハンドルを切るなどして、さらに大きな事故に発展する可能性もあります。また、衝突により車両が大きな損傷を被る事例も多いこともあり、注意が必要です。
チラシおよびポスターは、エゾシカとの衝突事故の発生時間帯が日没以降に集中していることを踏まえ、特に夕方以降、エゾシカの急な飛び出しに備えてスピードを落として前方に注意することを呼びかける内容としています。また、エゾシカとの衝突事故を避けるポイントとして、エゾシカが群れで移動することや、道路上で動きが止まること、道路では滑りやすいといったエゾシカの習性についてイラストを使用してわかりやすく紹介しています。
チラシは損害保険会社・代理店や北海道警察、北海道地区レンタカー協会連合会と連携した配付を、ポスターは「道の駅」119か所や高速道路サービスエリア10か所での掲示を予定しており、これらの啓発活動を通じてドライバーにエゾシカとの衝突事故防止を呼びかけていきます。
このような状況を踏まえ、当支部では引き続き、関係機関等と連携を強化しながらエゾシカとの衝突事故防止に向けた啓発活動を実施していきます。