水道凍結事故防止啓発チラシ・ポスターを作成
2017.11.27
初めて北海道で冬を迎える方に向けて注意喚起
日本損害保険協会北海道支部(委員長:窪田 博・三井住友海上火災保険株式会社 執行役員北海道本部長)は、北海道内で水道凍結事故が発生していることを受け、事故防止に向けた啓発チラシ・ポスターを作成しました。
外気温がマイナス4℃以下になったときや、一日の最高気温が0℃を上回らない「真冬日」のときなどに、水道管の凍結・破裂による水濡れ事故が発生しています。当支部の調査では、2016年度には水道凍結事故による保険金支払件数・金額が5,162件・29億6,098万円となり、前年度の2,528件・15億4,263万円の約2倍に増加しました。特に、入学や転勤などで初めて北海道で冬を迎える方が帰省などで長く家を空けたときや、築古の建物での被害が多発しており、その損害額は1回の事故で数千万円にのぼることもあります。
このような状況を踏まえ、チラシ・ポスターは、特に初めて北海道で冬を迎える方を対象に、水道凍結事故の防止に向けて注意を促す内容としています。また、チラシでは、札幌市水道局の協力を得て、事故防止に有効な「水抜き」の方法をイラストでわかりやすく紹介しています。
損害保険会社・代理店のほか、北海道内の大学や大学生協、消費者協会、不動産管理会社などの関係機関・団体とも連携し、帰省などで多くの方々が長期不在となることが見込まれる年末年始を迎える前に、チラシの配付およびポスターの掲示を通じて注意を呼びかけていきます。