スノーダクトの凍結による漏水事故防止啓発チラシを作成
~漏水で数百万円を超える損害の発生も。積雪前に屋根の点検・掃除を~

 日本損害保険協会北海道支部(委員長:山下  敦志・損害保険ジャパン株式会社 執行役員 札幌支店長)は、冬季にスノーダクトの凍結による水濡れ事故が多発する可能性があることを踏まえ、事故防止を呼びかける啓発チラシを作成しました。
 スノーダクトとは、屋根に積もった雪が融けた際の水を排出するための溝のことで、無落雪屋根の代表的な形式です。スノーダクト内に落ち葉やゴミ等が詰まっていると、融雪水がスムーズに排水されずにスノーダクトから溢れ、建物の内部や家財等に水濡れ損害を与える場合があります。当支部で実施した調査によると、1回の事故で損害額が数百万円に上ったケースもありました。
 チラシでは、スノーダクトの凍結による漏水事故の防止に向けて、本格的な積雪時期の前に屋根の点検や掃除を行うよう呼びかけています。また、落雪屋根の場合には、雪止めフェンスや注意看板の設置、こまめな除雪を行うことにより、落雪時にケガや事故がないよう注意を呼びかけています。
 当支部では、本チラシを活用し、損害保険会社や代理店のほか、住宅メーカー等の関係機関とも連携しながら、事故防止に向けた啓発活動を実施していきます。

2022年度スノーダクト凍結事故防止啓発チラシ

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