エゾシカとの衝突事故防止啓発ポスターを作成
~2021年の事故発生件数は4,009件と過去最多。5年前の2倍以上に増加~

 日本損害保険協会北海道支部(委員長:山下 敦志・損害保険ジャパン株式会社 執行役員 札幌支店長)は、国土交通省北海道開発局・北海道・北海道警察・北海道地区レンタカー協会連合会と連携し、北海道内で多発しているエゾシカと自動車との衝突事故防止を呼びかける啓発ポスターを作成しました。例年事故が多発する10月~11月を前に、北海道内の「道の駅」や高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、レンタカー店等で掲示します。
 北海道警察本部の統計によると、エゾシカと自動車との衝突事故が2021年には4,009件発生し、同本部が調査を開始した2004年以降、5年連続で最多記録を更新しています。エゾシカの成獣に衝突すると、車両が大きな損傷を被り、ドライバーや同乗者が負傷する場合もあります。また、衝突を避けようと急ハンドルを切るなどして、さらに大きな事故に発展する可能性もあります。
 ポスターは、エゾシカとの衝突事故が日没以降に多いことを踏まえ、特に夕方以降、エゾシカの急な飛び出しに備えてスピードを落として前方に注意することを呼びかけています。また、エゾシカの習性である、群れで移動すること・道路上で動きが止まること・道路では滑りやすいことなどを踏まえ、衝突事故を避けるポイントを紹介しています。加えて、事故防止の意識をさらに高めるため、2021年の市町村別エゾシカ衝突事故数トップ6や、エゾシカとの衝突映像を視聴できる二次元コードを掲載しています。
 当支部では、損害保険会社・代理店や関係機関と連携しながら、エゾシカとの衝突事故防止に向けた啓発活動を実施していきます。

2022年度エゾシカ衝突事故防止啓発ポスター

サイト内検索