高齢者交通事故多発地点マップ・事故防止啓発チラシを作成
~北海道内の高齢者交通事故は買物時や散歩中などに多く発生~
2022.09.30
日本損害保険協会北海道支部(委員長:山下 敦志・損害保険ジャパン株式会社 執行役員 札幌支店長)では、北海道内で高齢者が関わる交通事故が多いことを受け、過去5年間に北海道内で高齢者が関わる人身事故が多発した地点(2017年~2021年に5件以上の事故が発生している20地点)を整理したマップを作成し、WEB上で公開しました。
警察庁の統計によると、2021年の北海道内の交通事故死者数は120名で、そのうち65歳以上の高齢者は78名(65.0%)であり、高齢者死者数は全国最多でした。北海道警察の資料によると、高齢者の交通事故は買物時や散歩中など比較的自宅から近い場所で多く発生しています。
このような状況を踏まえ、事故防止活動に役立つツールとして本WEBマップを作成しました。あわせて、高齢者を中心にインターネットを閲覧しない方にも情報提供を行うために啓発チラシを作成しました。同チラシでは、高齢者交通事故を身近な危険として認識いただくため、事故の発生状況や事故多発地点を掲載しているほか、高齢ドライバーによる重大な交通事故の発生を防ぐため、サポカー(安全運転サポート車)の利用や運転免許証の返納について検討を促す内容、安全運転相談ダイヤルなどを掲載しています。
当支部では、これらのツールを活用し、損害保険会社・代理店や警察等の関係機関と連携しながら、事故防止に向けた啓発活動に取り組みます。