北海道内の「交通事故多発交差点ワースト5」最新版を発表
~2021年は人身事故の6割以上が交差点や交差点付近で発生~
2022.11.17
一般社団法人 日本損害保険協会(会長:白川 儀一)では、交差点での交通事故防止・軽減を目的として、全国地方新聞社連合会の協力を得て、当協会ホームページの「全国交通事故多発交差点マップ」を最新の2021年データに更新しました。このマップは、人身事故の50%以上が交差点や交差点付近で発生していることに着目し、2008年から毎年発表しています。
北海道内の2021年の人身事故件数は8,304件で、このうち交差点(付近を含む)事故は5,180件と、6割以上の事故が交差点内で発生しています。また、2021年の交通事故死傷者数は9,718人・死者数は120人で、このうち交差点(付近を含む)事故による死者数は55人(45.8%)となっています。
北海道内の2021年の「人身事故件数ワースト5交差点(※)」は下表のとおりで、5箇所であわせて39件の事故が発生しました。追突事故(18件)が特に多く発生しており、次いで多かったのが左折事故(7件)となっています。なお、ワースト2位の「札幌市中央区南4条西3丁目9番地付近交差点(すすきの交差点)」「札幌市東区北33条東1丁目1番付近交差点」は、いずれも過去5年以内にワースト5にランクインしたことがある交差点です。当協会ホームページでは、ワースト5交差点における交差点の特徴や事故の状況・要因・予防方策等を地図付きで紹介しています。
交通事故は、自動車だけでなく歩行者・自転車などの行動が原因となることもあります。 交差点を通行する全ての人が、周囲をよく確認しながら、万一の場合にも対応できる速度で無理せず通行するよう、常に心がけましょう。
北海道内の2021年人身事故件数ワースト5交差点(※)
※「ワースト5交差点」という表記は、「人身事故件数の多い順」という意味で便宜的に並べたもので、各事故の状況や損害・被害の程度を加味した順位付けではありません。