北陸支部防災博士が防災啓発活動の情報交換

~子どもと高齢者への防災・交通安全の啓発で相互連携~

 日本損害保険協会北陸支部(委員長:栗田 晴可・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 金沢支店長)は、7月29日(水)に石川県金沢市のKKRホテル金沢で当支部が協力を依頼している防災博士7名と「北陸支部防災博士懇談会」を開催しました。

 懇談会では、当支部の樋川 明則 事務局長から「ぼうさい探検隊マップコンクール」の応募団体の更なる増加に向けた取組みの強化と、近年増加する高齢者の交通事故を防止するための地域における啓発活動を相互に連携して進めていくことを確認しました。

 また、防災博士から、今年度の活動状況や今後の予定について次のとおり報告があり、取組み事例を共有しました。

○福井県 坂井 幹夫 博士:自身が高齢者の集う団体の事務局長を務めていることもあり、高齢者の交通安全については問題意識をもっている。今後機会を捉えて団体の会員等にも事故防止につながる有意義な情報提供を行うなど、啓発活動に協力したい。

○福井県 栗原 好美 博士:保育園でぼうさいダックを実施したが、子供たちが動作を覚えるのが早く感心する。オリジナルの「ぼうさいビンゴゲーム」では、ポーズを覚えたかも確認できるので、楽しみながら効果的に学べるのが良い。

○福井県 佐孝 邦子 博士:小学生の「ぼうさい探検隊」はこれまで何校も実施してきたが、大人の「ぼうさい探検隊」も実施してみたい(福井県の成田 邦男博士も同意見)。今後の防火・防災の啓発については、「防災パネル」や「ぼうさいダック」だけでなく「しょう(消)ちゃん」を活用した腹話術の技術を習い、子供たちが楽しく学べるよう、取り組んでいきたい。

○福井県 西田 実 博士:「ぼうさい探検隊」については、地元の小学校には既にアプローチしているが、数が限られてくる。地域の子ども会や学童クラブへ働きかけると効果があるだろう。

○石川県 坂本 紀子 博士:12月に地域のイベントの一環で防火・防災教室を実施し「ぼくとわたしの安全シート」を活用して、子どもと高齢者に防火・防災の啓発を行った。6月に地元の小学校で「ぼうさい探検隊」を実施したが、あいにくの雨天であった。消防署員も3名参加し、子どもたちは元気にまち歩きをした。消防設備の見学や体験など消防署の協力が得られるなど、消防署との連携が有効だ。

○石川県 西田 幸信 博士:防災教室等で「しょう(消)ちゃん」を使った腹話術を実演して活動をしている。腹話術は子どもや高齢者にも人気があり効果的である。他の博士も実演出来るよう、研修会を実施するのであれば講師を務めてもよい。

 当支部は、今後とも、当支部防災博士を通じて、消防署などと連携を図り、地域に密着した防災活動を強化していきます。

「ぼくとわたしの安全シート」を用いて子どもと高齢者に説明する坂本博士
懇談会での情報交換
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