自転車シミュレーターを石川県交通安全協会へ
2015.10.06
~贈呈式を開催 自転車事故の注意喚起活動に貢献~
日本損害保険協会北陸支部(委員長:栗田 晴可・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 金沢支店長)では、10月1日(木)に一般財団法人石川県交通安全協会で行われた自転車シミュレーター(※)の贈呈式で、石川県交通安全協会の 加藤 敏彦 会長に目録の贈呈を行いました。
自転車シミュレーターの寄贈事業は、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の運用益を活用した自動車事故の被害者支援事業・事故防止事業の一環として行っており、2015年度は全日本交通安全協会に寄贈した17台のうち1台が石川県交通安全協会に配備されました。本事業は、2014年度から行っており、石川県に寄贈されるのは初めてです。
贈呈式では、栗田委員長から「自転車シミュレーターを交通安全教室等で活用いただき、地域の自転車事故防止に役立てていただきたい」との挨拶を行いました。また、石川県交通安全協会 加藤会長からは「これまでは自転車は被害者になるイメージがあったが、今は加害者になるケースも注目されている。当県は北陸新幹線の開業により多くの観光客を迎えるようになり、レンタサイクルで町中を散策する方も増え、自転車の事故について不安を感じることがある。石川県警察とも連携して事故を少なくする取組みに注力するとともに、自転車事故の注意喚起活動を含む各種の交通安全啓発活動において、寄贈いただいたシミュレーターを活用したい。」との謝辞がありました。
贈呈式後は石川県交通安全協会の職員がシミュレーターを実際に操作するデモンストレーションが行われ、出席者全員で様々な機能を確認しました。また、自転車事故の件数増加や高額賠償事例のほか高齢者の事故防止について意見交換が行われ、当協会作成のチラシ「知っていますか?自転車事故の実態と備え」「石川県交通事故多発交差点ワースト5」「みんなで実践!交通事故防止!」を本シミュレーターと一緒に活用してもらうこととなりました。
(※)自転車シミュレーター
危険への予知能力を高め、自転車の安全な乗り方とルール・マナーを守ることの大切さを学ぶことができる教育装置。自転車利用時に想定される様々な危険を擬似体験することができる。
【関連情報】
当支部では、石川県内の交通事故多発交差点5箇所を掲載した「石川県交通事故多発交差点ワースト5」のチラシを作成し、交通事故の削減に向けた啓発活動を行っています。