富山県損害保険防犯対策協議会総会を開催

顧問・来賓が暴力団情勢、保険金詐欺事件検挙事例等の講演

 富山県損害保険防犯対策協議会(会長:福永 毅・三井住友海上火災保険株式会社 富山支店長)は、11月27日(月)14時から、富山市の富山県民会館で、第35回総会を開催し、来賓・会員など31名が出席しました。

 総会の開会にあたり、福永会長は挨拶の中で、一昨年度には交通事故偽装による保険金詐欺事件の検挙があったこと、および今年度も警察との連携により保険金詐欺を未然に防ぐことができた事案があったことに対し感謝の意を伝えるとともに、「あらゆる不正は断固排除するという毅然たる態度で日常業務に取り組むとともに、損害保険各社、共済ならびに警察等と情報を交換し、共有化していくことが重要である。」と述べました。

 顧問である富山県警本部 松江刑事部長からは、「県内の刑法犯は13年連続で減少している。検挙率は45%で全国を10ポイント上回っている。県内の暴力団は270名まで減少したが、抗争が続いており動きを注視している。今後も警察の活動にご協力をいただきたい。」と挨拶がありました。

 続いて、来賓である北陸財務局 富山財務事務所 坪田所長から、「損保会社は反社会的勢力との関係遮断に向けた体制整備が大切である。保険犯罪の未然防止と損害保険の健全な発展に努めてほしい。」との挨拶がありました。

 損害保険業界では、1979年から民事介入暴力対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため全国にこのような協議会を設けています。当協議会は1981年5月に設置され、当支部が事務局として運営しています。総会の概要は次のとおりです。

富山県損害保険防犯対策協議会第35回総会 次第

1.開会の辞
2.会長挨拶
3.顧問挨拶
4.来賓ご紹介
5.来賓ご挨拶
6.活動報告
7.講演
8.決議文発表
9.閉会の辞
福永会長
松江刑事部長
坪田所長
会場風景
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