交通事故防止用機器を富山県警に寄贈
2020.03.30
自賠責運用益拠出事業、交通事故の防止・軽減と交通安全教育の支援
日本損害保険協会北陸支部富山損保会(会長:石川 能章・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 富山支店長)では、この度、「運転者疑似体験型集合教育装置」と「常時録画式交差点カメラ」の二つの交通事故防止用機器を富山県警察本部に寄贈し、3月27日(金)に同本部会議室で寄贈式が行われました。
当日は、富山県警察本部から長森交通部長、牧野交通企画課長、古川交通指導課長が、また、当協会から富山損保会の石川会長が出席し、石川会長から「今回寄贈させていただく機器を、交通安全教室での交通安全教育の推進や、事故多発交差点における効果的な交通事故分析等にご活用いただき、是非とも地域の交通事故防止に役立てていただきたい。」と挨拶しました。
一方、富山県警察本部の長森交通部長からは「寄贈いただいた機器を、高齢者を始めとした運転者の安全運転教育や、県内交通事故多発交差点(婦中大橋西口交差点への設置が決定)における交通事故捜査等に大いに活用させていただきたい。」との謝辞がありました。
寄贈式の後には、寄贈した「運転者疑似体験型集合教育装置」のデモンストレーションが行われ、様々な機能とその効果を確認しました。
交通事故防止用機器の寄贈事業は、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の運用益を活用した自動車事故の被害者支援事業・事故防止事業の一環として行っており、2019年度は、富山県を含む33県に計35台の機器を寄贈しました。
富山損保会では、本年2月に単独では全国で初めて、富山県警察本部と締結した「高齢者の交通事故防止を目的とした取組に関する協定」を踏まえ、今後も高齢運転者・高齢歩行者の交通事故防止を中心とした様々な取組みを富山県警察本部と連携して推進していくこととしています。
- 「運転者疑似体験型集合教育装置」:複数の受講者にスクリーンに投影される様々な仮想の道路環境での運転を疑似体験させ、安全運転に必要な危険予測能力を高め、交通安全意識を身につけてもらうもの。
- 「常時録画式交差点カメラ」:交通事故多発交差点に設置し、交通事故状況を録画することで、科学的かつ緻密な交通事故事件捜査の推進や、ひき逃げ事件等の逃走車両確認にも活用が可能となるもの。