茨城県の交差点での交通事故防止活動を実施
2021.10.22
「茨城ダッシュ」は交差点右左折方法違反、交差点優先車妨害違反、信号無視違反行為です
日本損害保険協会 関東支部 茨城損保会(会長:岡本 圭司・三井住友海上火災保険株式会社 理事茨城支店長)では、茨城県で信号交差点での右折時衝突事故が多い現状を踏まえ、茨城県警察、茨城県および茨城県損害保険代理業協会と連携し、茨城県の信号交差点での交通事故防止啓発チラシ(A4判・両面カラー)を約7万5千部作成し、配布しました。
高齢者事故が増加する夕暮れ早まるこの時期に併せてチラシを作成しました。2020年の茨城県内の信号機のある交差点について事故分析を行い、四輪車と横断歩道を横断中の歩行者が衝突した人身事故のうち、四輪車の右折時衝突が約8割であるという結果を訴求ポイントとしてチラシを作成しています。
チラシの表面では、右折時の交通事故の特徴として、四輪車から見た歩行者の横断方向は右後方から左前への横断が約6割であること、そのような事故を防ぐためには、①横断歩道は歩行者優先、②無理な右折をしない、③信号は黄色で停止。停止線を越えて交差点に進入しない、④車の死角への注意喚起をしています。
また、茨城県警が注意喚起を行っている「茨城ダッシュ」についても紹介しています。「茨城ダッシュ」とは、交差点手前で赤色信号停止中、青色信号へと変わった瞬間、またはその直前に、猛ダッシュで対向直進車よりも先に右折することで、交通事故発生の危険性が非常に高い交通違反です。
裏面では、2020年中に発生した茨城県の交通事故死者数の約5割は歩行者であること、また事故にあった歩行者の約7割が高齢者であることをグラフで紹介し、高齢者交通被害事故の占める多さを実感いただくとともに、事故の未然防止に向けて、道路横断や、夕方から夜間にかけての反射材の活用などドライバーの視認性を高める工夫を紹介しています。また、交差点やその付近での交通事故の防止・軽減を目的として、2020年中の茨城県内の交通事故多発交差点の情報についても掲載し、注意喚起を行っています。
本チラシは、茨城県警察本部、茨城県、茨城県社会福祉協議会、茨城県交通安全協会、茨城県損害保険代理業協会、損害保険各社を通じて、茨城県の皆さまに配布していくとともに、デジタル版については茨城県警察本部ホームページへ掲載するとともに、Twitter等で告知していきます。
当支部では引き続き、警察や自治体、関係団体と連携し、高齢者交通事故防止に向けて取り組んでまいります。