高規格救急自動車を寄贈
2016.12.16
12月5日(月)に和歌山県那賀消防組合消防本部で受納式を開催
日本損害保険協会近畿支部(委員長:高野 耕一・東京海上日動火災保険株式会社 常務取締役)では、2016年度に全国に寄贈する高規格救急自動車5台のうちの1台を和歌山県の那賀消防組合本部に寄贈することとなり、12月5日(月)に同消防本部にて受納式が執り行われました。
受納式の冒頭、日本損害保険協会 和歌山損保会の前田 敦 会長(東京海上日動火災保険株式会社 和歌山 支店長)から、那賀消防組合管理者である中芝 正幸 岩出市長に高規格救急車の目録を、那賀消防組合消防本部 南出 直隆 消防長に高規格救急車のレプリカキーの贈呈がありました。
前田会長から「和歌山県における高規格救急自動車の寄贈は、今回の寄贈車両を含め、これまで5台となります。是非とも、地域の救急救命活動と、市民の皆さまの安全で安心な生活のために大いにお役立ていただきたい。」との寄贈の挨拶がありました。
中芝 岩出市長から前田 会長に感謝状が贈呈され、続いて、中村 慎司 紀の川市長から「救急車の出動要請は年々増加しており、昨年は5,000件超えました。市民の安心・安全にこの高規格救急車を役立て参りたい。」との謝辞がありました。
寄贈実績
当協会では、1971年度から毎年、救急自動車を寄贈しています。救急救命士制度の発足に伴い、1991年度からはより高度な救急医療機器を装備した高規格救急自動車を寄贈しています。
2016年度までの高規格救急自動車の累計寄贈台数は266台、救急自動車全体の累計寄贈台数は1,655台となります。
(参考)高規格救急自動車
従来型の救急自動車に比べ、広い車内空間を備え、傷病者の振動等を軽減させるための防振架台や換気装置、冷暖房設備等、救急救命士が高度な救急救命処置を十分に行うことのできる設備を備えた救急自動車です。
近年、救急搬送時間が伸長している中、救命率の向上のため、高度な処置ができる高規格救急自動車の確保は不可欠となっており、今後一層の普及が望まれています。