保険金詐欺の犯人検挙で京都府警に感謝状

詐欺グループおよび整骨院経営者らによる保険金詐欺事件の検挙に対して

 日本損害保険協会近畿支部(委員長:高野 耕一・東京海上日動火災保険株式会社 常務取締役)は、6月22日(木)、京都府警察本部交通部交通捜査課および京都府南警察署に感謝状を贈呈しました。

 これは、故意に交通事故を起こし保険金を騙し取っていた詐欺グループと、それに共謀して施術費の水増請求を行った鍼灸整骨院々長らを、京都府警察本部交通部交通捜査課と京都府南警察署の合同捜査班が検挙したもので、12名が逮捕、被害総額は車両損害、施術費、慰謝料等含め約700万円となりました。今回の検挙が、社会公共性の高い損害保険事業の健全な運営に多大な貢献をしたとして、その功績を称えたものです。

 当日は、当支部京都損保会の 小林 達生 会長(東京海上日動火災保険株式会社 理事京都支店長)から、京都府警察本部交通部交通捜査課の 盛岡 富夫 課長 と京都府南警察署の 林 樹彦 署長 に感謝状を贈呈し、「容疑者の検挙は保険金犯罪の大きな抑止力にもなるので、警察の粘り強い捜査に感謝している。今後も警察との連携を密にして不正請求を排除し、適正な保険金支払いに努めていきたい」と述べました。

 また、警察側からは「事件を解決して感謝されることは、警察にとって大きな励みになる。年々犯罪手口が巧妙になり、潜在している事件も少なくないと思われるので、今後も損保業界と連携し、犯罪者に対して断固とした態度で臨んでいきたい」と感謝の言葉が述べられました。

 保険金詐欺は、将来的に善良な保険契約者に不利益を及ぼすおそれがあることから、今回の検挙は、いわば社会全体に対する犯罪の摘発であり、大きな意味があります。当支部では、引き続き警察と連携し、不正請求の排除に向けた対策を講じて、取り組んでまいります。

小林会長(左)と盛岡課長(右)
林署長(左)と小林会長(右)
サイト内検索