滋賀県東近江市立山上小学校の防災教室で「ぼうさいダック」等を実施

 日本損害保険協会近畿支部(委員長:中西 功・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 常務執行役員)では、10月25日(金)に滋賀県東近江市立山上小学校で開催された「防災教室」で、近畿支部防災博士の増田晶子さんとともに参加し、全児童153名と保護者を対象に「ぼうさいダック」と「防災グッズ作り」を体験してもらう防災啓発活動を行いました。
 今回はPTAが主催する「防災教室」への講師派遣を受け、保護者への引き渡し訓練に併せ実施しました。

 当日は、まず茨木職員から阪神淡路大震災の経験を踏まえた講話をスライドを使って行いました。また、今年被害をもたらした台風等について、災害が発生したらどうなるか、どんな困りごとが発生するか、いつ起こるかわからない災害に備え何をしておけばよいのかを話し、災害の事象(地震,火事,台風,洪水)について説明した後、災害に遭った時に「自分の身は自分で守る」咄嗟の行動(ファースト・ムーヴ)についてポーズを覚えてもらい、音楽に合わせ「楽しく」児童と保護者が一斉に正しくポーズを取ることができました。
 続いて、全児童と保護者に、スライドを見ながら、「地震や災害が起こった時、一番困ることは何?」と問いかけ、身近な物を使い「もしも・・の時に、あったらいいな・役に立つ物」として、新聞紙を折って「スリッパ」を作りました。1・2年生は保護者と一緒に作ってもらいました。
 また、身近な物を使って作った災害時に役立つ物を防災博士から一部ですが披露しました。
 先生方からは、「お話だけでなく、体を動かし学ぶこと。体験して学ぶことが出来た。」とのお声とともに、終了後には、披露したゴミ袋で出来る雨合羽の作り方を教えて欲しいとの要望もあり、先生方にも好評でした。PTA役員からは「折しも大雨警報が出ていた中、災害が少ない地域でもあり、防災意識の向上にとても勉強になりました。」「色々と準備下さりありがとうございました。」との感想や謝辞がありました。

 当支部では、引き続き防災博士や関係機関と連携し、「ぼうさい探検隊」や「ぼうさいダック」の周知、普及啓発に取り組んでいきます。

ご参考

  • 当支部の防災博士は、各地の幼稚園で「ぼうさいダック」の実演や、地域の児童館、子ども会などで「ぼうさい探検隊」の取り組みを推進しています。
  • 「ぼうさい探検隊」とは、子どもたちが楽しみながらまちにある防災・防犯・交通安全に関する施設や設備などを見て回り、身の回りの安全・安心を考えながらマップにまとめ発表する、実践的な安全教育プログラムです。
  • 「ぼうさいダック」とは、安全安心の「最初の第一歩」を子どもたちが実際に身体を動かし、声を出して遊びながら学んでもらうためのカードゲームです。カードは全部で12種類。災害や日常の危険のほか、挨拶やマナーといった日常の習慣についても学べるようになっています。
「ぼうさいダック」の実演
新聞紙を使ったスリッパ作り
ゴミ袋で雨合羽
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