大阪府、大阪市と共催で地域防災力向上セミナーを開催
2020.02.10
自主防災組織の関係者等100名超が参加
日本損害保険協会 近畿支部(委員長:中西 功・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 常務執行役員)では、大阪府、大阪市と共催で、2020年2月2日(日)に日本損害保険協会近畿支部の講堂で防災セミナー「みんなで高める地域の防災力!」を開催しました。
研修会には自主防災組織関係者等100名超が参加し、跡見学園女子大学 観光コミュニティ学部 鍵屋 一 教授の講演、日本損害保険協会による地震保険に関する情報提供を実施し、自助・共助について学びました。
開会に際し、日本損害保険協会 近畿支部 小峯 雅也 事務局長から「防災・減災においては、平時からの備えや地域でのつながりといった自助、共助を充実させることが重要であり、自助として公共的な制度である地震保険の加入を検討願いたい」旨あいさつがありました。
また、大阪府 危機管理室 防災企画課 宍戸 英明 課長からは「地域の方々が普段から声を掛け合い、協力し合うことが有事の際に被害を最小限にすることにつながっていく。本日のセミナーの内容を地域に持ち帰っていただき、地域防災力向上に役立ててほしい」旨あいさつがありました。
鍵屋 一 教授の講演では「みんなで高める地域の防災力!」と題して、正常化の偏見、地域の役割、地域と福祉の連携、地域における災害に対する備え(安否確認、避難所の開設・運営等)等についてお話いただきました。
鍵屋教授からは「地域の役割のひとつに心の支援がある。人は心配され気遣われることを嬉しく感じるが、こうした気遣いによる心の支援は誰でもでき、要配慮者こそ、優れた心の支援者になる。」、「地域と福祉が連携し、福祉関係者の災害対応力が高まれば、二次災害の防止や地域防災力の向上につながる。」、「平時から人間関係、近所関係を良好にし、誰一人取り残さない魅力ある地域を作ることで、災害や危機にも強くなれる。」等のお話がありました。
地震保険に関する情報提供では、日本損害保険協会 近畿支部 村井 康人 主査から地震保険の概要、加入方法、支払われる保険金等について解説し、参加者に地震保険の加入を呼びかけました。
参加者からは「興味深い話を聞くことができた、地域に帰り講演の内容を伝えたい」、「地域で『ご近所力』強化に努めていきたい」等の声が寄せられました。
当支部では、今後も自治体等と連携して地震保険の普及や自然災害への備えの必要性を訴えていきます。