奈良市消防局から高規格救急車寄贈で感謝状

~実働1か月弱で既に100余回の出動対応~

 日本損害保険協会近畿支部(委員長:藤原 剛・三井住友海上火災保険株式会社 常務執行役員 関西本部長)では、奈良市消防局(局長: 東川 洋志 消防長)から高規格救急自動車寄贈に係る奈良市長名の感謝状をいただける旨のお申し出を受け、12月24日(金)に奈良市内で贈呈式が行われました。なお、奈良県内への高規格救急自動車の寄贈は7台目となります。

 奈良市消防局への高規格救急自動車の寄贈式典自体は、11月下旬に実施が予定されておりましたが、新型コロナウィルスの感染拡大を受け、日本損害保険協会として、消防・救命現場にご負担をお掛けする各種寄贈セレモニーについては、全国的に自粛するとの方針が確立されたことを受け、中止となっておりました。
 これに対して、今般、奈良市(仲川 げん 市長)から、感染状況も一段落し、出動状況も落ち着いて来たことから、救急業務の更なる充実への貢献に対して感謝の気持ちを表したいとのお申し出があり、感謝状贈呈式が実現したものです。

 当日は、感染防止対策の観点から、奈良市消防局の 東川 消防長ほか消防局関係者と当支部奈良損保会の 田澤 邦夫 会長(三井住友海上火災保険株式会社 奈良支店長)ほか奈良損保会の限られたメンバーが出席する中、東川 消防長から寄贈への感謝の言葉とともに感謝状が田澤 会長に贈呈され、田澤 会長からは年末の救急出動が増える多忙な時期に丁重な御礼をいただいたことに対する謝意の表明がありました。

 東川 消防長のご説明では、12月4日に同消防局南消防署西大寺分署に配備された本寄贈車両は、既に104回の出動に対応しており、救急業務の一翼を担っている、とのことでした。また、贈呈式終了後は、奈良市消防局の 奥西 健児 消防課長補佐から、当該車両の主要装備と積載機器の説明が行われました。

 損害保険業界は、保険事業を通じて交通事故被害者の救済を支援しておりますが、同時に自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の運用益を活用した拠出事業でも交通事故被害者の救済を図っています。救急自動車の寄贈事業はこの事業の一環として行われているもので、1971年度以降、延べ1,680台を全国の消防本部に寄贈しており、1991年度からは、救急救命士制度の発足に伴い、従来型の救急自動車に代えて、より高度な救急医療機器を装備した高規格救急自動車を延べ291台寄贈しています。

 奈良損保会は、今後も地域の救急救命活動の支援等安全・安心の向上のための社会貢献活動を行っていきます。

感謝状を受領する田澤会長(右)
感謝状を贈呈する東川消防長(左)と田澤会長(右)
感謝状
寄贈車両(奈良市消防局パンフレットより)
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