屋根を破損させ保険金詐欺企てた犯人検挙で伊丹署に感謝状

~兵庫県ほか各地で器物損壊を繰り返した修理業者を逮捕したことに感謝の意~

 日本損害保険協会近畿支部(委員長:藤原 剛・三井住友海上火災保険株式会社 常務執行役員 関西本部長)では、1月19日(水)に兵庫県伊丹警察署に対して感謝状を贈呈しました。
 
 本件は、修理業者が屋根の点検を行うと称して顧客を勧誘、点検時に故意に屋根等を破損させたうえ、台風による損傷であると偽り、顧客へ保険金請求を教唆、虚偽の事故による保険金の不正請求を企てたもので、立件により、社会公共性の高い損害保険事業の健全な運営に多大な貢献があったとして、感謝の意を表したものです。
 兵庫県伊丹警察署で行われた贈呈式では、当支部兵庫損保会の 小西 晃裕 会長(三井住友海上火災保険株式会社 神戸支店長)から、「本事案については、被害金額が大きく、同種事案が各地で生じていたことから、関係会社より伊丹警察署に事件相談を行い、丹念な捜査の結果、立件に結び付けられたものであり、事案の悪質性および広く被害が各地に及んでいる広域性に鑑み、伊丹警察署、そして、捜査をバックアップした兵庫県警察本部に感謝の意を現すべく、感謝状贈呈の機会を設けていただくことをお願いした」との挨拶とともに伊丹警察署の 野口 岳志 署長(警視)に対して、感謝状を贈呈させていただきました。

 国民生活センターによりますと、「保険金が使える」と言って住宅修理を勧誘する業者との消費者トラブルが急増しており、2020年度は大規模な自然災害が少なかったにもかかわらず、前年度の約2倍の5,359件に達していると報告されております。
 日本損害保険協会では、健全な損害保険事業の運営を行うため、日頃から警察本部等関係機関と連携を図っています。当支部では、今後も各警察本部等と連携しながら、断固たる態度で不正請求の排除に向けて取り組んでまいります。

挨拶を通じて感謝の意を伝える小西会長
小西会長(左)から野口署長(右)に感謝状贈呈
松本刑事第二課長(右端)と野口署長(右から二人目)と小西会長(左端)
贈呈した感謝状
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