埼玉県で高齢社会問題にかかるセミナー実施

高齢社会の問題と損害保険の役割を考える

 日本損害保険協会北関東支部(委員長:長谷川 亨・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 コンプライアンス部東京第二コンプライアンス推進室長)と一般社団法人埼玉県損害保険代理業協会は、11月4日(水)にさいたま市のソニックシティ会議室で、損害保険会社社員と代理店を対象に、「高齢社会問題にかかるセミナー」を実施しました。当日は76名の受講者が参加しました。

 セミナーは二部構成で行い、第一部は、さいたま市大宮区西部圏域地域包括支援センター長の島田 美由紀氏を講師に招き、「県内の高齢化の現状と特性、認知症への理解」というテーマで講義を実施しました。本講義は、埼玉県の「認知症サポーター養成講座」を兼ねており、修了者には認知症サポーター証と認知症サポーターの印である「オレンジリング」が授与されました。セミナーの受講者からは「認知症患者自身がつらいことを知った。」「認知症にも様々な種類があり、とても勉強になった。」「身近な問題であると認識した。」等の感想が寄せられました。

 第二部では、埼玉県警察本部交通部交通企画課・交通安全対策室長の近藤 峰彦氏を講師に招き、「埼玉県内の高齢者の交通事故の現状と問題について」というテーマで講義を実施しました。講義の中で「交通事故を起こすと、損害保険に加入していても、失われた被害者の命と、加害者に対しての信頼は取り戻すことはできない。一人一人が事故を起こさないことが大切だ。」との話がありました。また受講者に、夜間の交通事故防止に大変効果的である「反射材リストバンド」を配布しました。

 当支部の長谷川委員長は「今回のセミナーを、損害保険業に携わる者が高齢社会の中で具体的に何が出来るか、何をすべきかを考えるきっかけにしていただきたい。」と述べました。

島田センター長
近藤室長
満席の会場
受講者への配布されたオレンジリング・ 認知症サポーター証・反射材リストバンド
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