交通安全啓発機材を栃木県交通安全協会へ寄贈
2016.11.11
自転車シミュレータ受納式の場で、高齢者事故防止対策の連携を確認
日本損害保険協会 北関東支部 栃木損保会(会長:多賀 信彦・東京海上日動火災保険株式会社 理事 栃木支店長)では、11月8日(火)に一般財団法人 栃木県交通安全協会に「自転車シミュレータ」(※)を寄贈しました。
当日は、運転免許センターを管理する栃木県警察本部 交通部参事官の 野本 陽一 運転免許管理課長が来賓として参列する中、栃木県交通安全協会からは、保坂 正之 会長、篠田 義人 専務理事、五月女 免許事業部長、押野 交通教育館館長、五味渕 安全対策課長が出席、自転車シミュレータの配備先である交通教育館で受納式が行われました。交通教育館は、交通マナーと交通安全意識を高め、交通事故を防止するための教育施設として運転免許センター内に設けられています。
多賀 損保会会長から目録の贈呈と寄贈の挨拶があり、引き続き、保坂 交通安全協会会長からお礼の挨拶がありました。
(※)自転車シミュレーター
日常遭遇する危険場面を安全に体験しながら、危険の予知能力を高め、自転車の安全な乗り方とルール・マナーを守ることの大切さを身に着けることができる教育機器。
なお、当協会では、自動車事故の被害者保護や自動車事故の防止を支援するために、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の運用益を活用した拠出事業を実施しています。特に、自転車利用者に対して、自転車の安全利用やルールの遵守等の徹底を図るため、2014年度、2015年度に引き続き、本機材の寄贈を実施しており、今年度分を含め累計47台を、全日本交通安全協会を窓口に各県の交通安全協会に寄贈しているものです。今年度は、栃木県交通安全協会を含め10台を各都道県に寄贈します。
受納式後、出席者により、交通事故全般の削減から「右からドン」など、自転車事故や高齢者事故削減の具体的な取組みまで活発な意見交換が行われました。
保坂 交通安全協会会長からは「栃木県下は昨年度比で交通事故が各指標ともに大幅減を達成できている」、野本 運転免許管理課長からは「高齢者事故を削減できれば更に全体を押し下げることができる」、篠田 専務理事からは「当施設を利用し、運転を楽しみながら安全に注意してもらう意識付けをしたい」との話がありました。
また、当協会作成の高齢者の交通事故注意喚起チラシ「みんなで実践!交通事故防止」を交通安全協会に提供し、交通教育館で配布されることとなりました。多賀 損保会会長から「今後もこのような高齢者事故減少に向けた取組みで協力していきたい。」とのコメントがありました。