栃木県で超高齢社会セミナーを開催
2017.01.31
3月施行の改正道路交通法における高齢運転者への対策を紹介
日本損害保険協会 北関東支部 栃木損保会(会長:多賀 信彦・東京海上日動火災保険株式会社 理事 栃木支店長)と一般社団法人 栃木県損害保険代理業協会(会長:二十二 修・有限会社トーカイ安心サービス代表取締役)では、1月24日(火)に宇都宮市のホテルニューイタヤで、栃木県内の損害保険会社の社員と代理店を対象に、「超高齢社会セミナーin栃木」を開催し、41名の参加がありました。
開会に際し、多賀 栃木損保会会長から「安全で安心な社会の実現のため、損害保険事業に携わる私たち一人ひとりが栃木の地域において、具体的に何ができるか、またどのようなことをすべきかを考える契機としてほしい。」との挨拶がありました。
セミナーは二部構成で行われ、第一部では栃木県警察本部交通部交通企画課事故対策係 鬼丸 純一 課長補佐から「栃木県内の高齢者交通事故の現状と対策」をテーマに講演がありました。講演の中で、本年3月12日(日)に施行される改正道路交通法の中で、認知症が疑われる違反者に対する「高齢運転者への臨時認知機能検査と講習の実施」についての解説と、高齢ドライバーへの運転免許証の自主返納制度の紹介がありました。特に認知症が疑われる高齢者の免許返納については、「家族の協力なくては出来ない。」「いったん事故が起これば家族の人生まで変わる問題」とし、認知症に早期に気づき、車に乗らせないようにする等、周囲の協力の必要性を呼び掛けました。
第二部では、「代理店賠責」について栃木県損害保険代理業協会の鈴木 卓樹 監事より説明がありました。閉会の挨拶の中で、二十二 栃木代協会長は、「今日のセミナーが、お客様や皆様をお守りする一助となることを祈念する。」と述べました。
参加者には、当協会で作成した高齢者の交通事故注意を喚起するチラシや、高齢者が保険に加入する上での注意を紹介したチラシ等を配布しました。当支部では今後も、高齢者の交通安全・交通事故防止に係る活動に取り組んでまいります。