保険金詐欺事件検挙で栃木県警に感謝状
2017.05.25
警察と保険会社で連携し犯人を検挙
日本損害保険協会北関東支部栃木損保会(会長:西村 拓浩・東京海上日動火災保険株式会社 栃木支店長)では、5月17日(水)に栃木県警察本部交通部交通指導課と栃木県宇都宮東警察署へ感謝状を贈呈しました。本件は、故意にコンクリート壁に乗用車を衝突させて交通事故を装い、同乗者とともに保険金を騙し取ろうとした保険金詐欺事件です。捜査に当たっては、保険会社から警察に情報提供し、交通指導課と宇都宮東署にて粘り強く対応を続けた結果、今年2月に検挙にいたりました。今回の検挙は、社会公共性の高い損害保険事業の健全な運営に多大な貢献をしたものであるため、損保業界として感謝の意を表明しました。
当日は、栃木損保会の西村会長から、交通指導課の 高木 克尚 課長 と、宇都宮東署の 山口 勝隆 署長 にそれぞれ感謝状を贈呈し、「本件の立件は不正な保険金請求への抑止効果になり、善良な保険契約者の保険料高騰を防ぐことができ大変有り難い。」と謝辞を述べました。宇都宮東署の山口署長からは「有益な情報提供に感謝している。表彰は一線で捜査している者の励みになり有難い。」とのコメントがありました。
感謝状贈呈後の懇談では、県内の交通事故の現状、保険金不正請求対策の現状等について意見交換を行いました。その中で、栃木県警本部 石川 二三男 交通部長 は、「事件・事故の背景には必ず被害者がいる。被害者に寄り添って、地道に捜査を続けて行きたい。事件・事故対策にはまず事前の啓発や教育が大切。今後も交通事故防止啓発・交通事故捜査に協力をお願いしたい。」と述べました。
北関東支部では、引き続き警察と連携しながら保険金不正請求防止に向けた活動を実施していきます。