反射材付事故防止チラシを栃木県へ寄贈
2017.08.24
効果を上げている高齢者事故防止対策で更なる連携を確認
日本損害保険協会 北関東支部 栃木損保会(会長:斎藤 修二・三井住友海上火災保険株式会社 栃木支店長)では、8月21日(月)に栃木県庁に対して「反射材付き高齢者交通事故防止チラシ」(※)を寄贈しました。
当日は、栃木県側から、高齢者事故防止対策を主管している栃木県県民生活部くらし安全安心課の 田崎 宣明 課長が出席、栃木県庁内で反射材付き高齢者交通事故防止チラシの受納式が行われました。
冒頭、斎藤 栃木損保会会長から目録の贈呈と寄贈の挨拶があり、引き続き、田崎 くらし安全安心課長からお礼の挨拶がありました。その中で、斎藤 栃木損保会会長から、「高齢者への配付にあたっては、本チラシの内容をもとに啓発のうえ、靴の踵部分に直接反射材を貼っていただくことで、最大の効果を発揮するものと考えている。何卒ご協力願いたい。」との要請があり、田崎課長からは「高齢者を対象とした参加・体験・実践型の交通安全教室を各地で開催しており、その折に啓発ツールとして活用したい。」とのコメントがありました。
受納式後、出席者により、高齢者の見守り・認知症サポーターの養成を含め、県民のくらし全般の安全・安心の向上、交通事故を中心に高齢者事故全般の削減の観点から活発な意見交換が行われました。
田崎 くらし安全安心課長からは「この間の交通事故防止対策が効果を現しつつあり、今年も大幅に交通事故死が減少した昨年とほぼ同水準で推移している。」との報告があり、斎藤損保会会長から「今後もこのような交通事故減少に向けた取組みで協力していきたい。」とのコメントがありました。
なお、栃木損保会では、昨年度に当協会制作「高齢者交通事故防止啓発チラシ」の県庁主催交通安全啓発イベントでの配布、栃木県交通安全協会への「自転車シミュレータ」の寄贈および同チラシの運転免許センター内交通教育館での配布を実施しており、交通事故防止に向けた取り組みを継続して行っています。
(※)反射材付き高齢者交通事故防止チラシ
高齢ドライバーに多い「出会い頭事故」、高齢歩行者に多い「夕暮れや夜間の事故」を防止するために有効な行動について、高齢者向けにポイントを絞り込んだチラシ。表面にクエスチョン(質問)、裏面にアンサー(解答)を掲載し、注意すべき行動が何か考えていただけるよう工夫している。また、チラシには反射材が付いており、高齢者の靴の踵(かかと)部分等に貼付することで、更なる事故防止効果が期待できる。