反射材付事故防止チラシを新潟県警へ寄贈

高齢者の交通事故死者数が13年連続過半数を超える新潟県での啓発に

 日本損害保険協会 北関東支部 新潟損保会(会長:吉岡敬太郎・三井住友海上火災保険株式会社 新潟支店長)では、新潟県警察本部に「反射材付き高齢者交通事故防止チラシ」(※)1万部を寄贈し、8月25日(金)に新潟県警察本部の特別会議室でその受納式が行われました。

 受納式では、吉岡会長から新潟県警察本部交通部の大竹保和部長に、目録が手渡されました。吉岡会長は挨拶の中で、「損保協会では現在、2015年度~2017年度における三ヵ年の事業計画の重点課題として、高齢者交通事故の防止に取り組んでおり、その一環として本チラシを作成した。交通事故防止に向けて、是非ご活用いただきたい。」と述べました。また、大竹交通部長からは、「これから夕暮れが早まる時期になる。この時期は、交通事故が増える傾向にある。ドライバーに対しては早い時間からライトをつけるよう呼びかけるとともに、高齢歩行者に対しては今回寄贈いただいた反射材をつけてもらうことで、効果的な働きかけを行いたい。」との挨拶がありました。

 新潟県内では昨年1年間に交通事故により107人の尊い命が失われました。そのうち65歳以上の高齢者は62人で、13年連続で過半数を上回っています。時間別では、16時から20時に死亡事故が多く発生しており、32人、全体の約30%を占めています。また事故の形態では、歩行中の死亡者が最も多く30人で28%となっています。こうしたことから新潟県警では、今回寄贈されたチラシを日常業務や各関係団体を通じて配布し、その場で反射材を直接貼付することで、幅広く高齢者に対する啓発活動を実施する予定です。

 新潟損保会では、今後も警察や行政と協力し、地域の高齢者交通事故の防止に向けた取り組みを継続して行っていきます。

大竹交通部長(左)・吉岡会長(右)
吉岡会長挨拶
集合写真

(※)反射材付き高齢者交通事故防止チラシ

高齢者交通事故防止チラシ
チラシに添付された反射材
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