整骨院による保険金詐欺事件検挙で新潟県警に感謝状
2018.03.29
類似事案に対する抑止力としても効果を発揮
日本損害保険協会 北関東支部 新潟損保会(会長:吉岡 敬太郎・三井住友海上火災保険株式会社 新潟支店長)では、3月7日(水)に、新潟県警察本部交通部交通指導課、刑事部組織犯罪対策第一課と新潟警察署に感謝状を贈呈しました。本件は、整骨院院長が交通事故の患者の治療日数を水増しして損害保険会社に請求し、施術料を騙し取った保険金詐欺事件で、昨年11月に院長が逮捕、起訴されました。今回の検挙が、社会公共性の高い損害保険事業の健全な運営に多大な貢献をしたとして、その功績に感謝の意を表明しました。
当日は、吉岡会長から交通指導課 中村 昭 課長と組織犯罪対策第一課 伊藤 芳武 課長および新潟警察署の 宮村 広栄 署長にそれぞれ感謝状が贈呈されました。
感謝状贈呈後の懇談では、新潟県内における保険金不正請求等の現状などについて意見交換を行いました。その中で、中村課長からは「損保側の調査が綿密に行われていたため、スムーズに警察の捜査に繋げることができた。不審なものがあれば今後とも情報提供いただきたい。」とのコメントが、伊藤課長からは「柔道整復師による不正請求に少しでも警鐘を鳴らせたのであれば幸いである。」とのコメントが寄せられました。また、宮村署長は「一般の方の利益が害されることがないよう、これからも全力で捜査にあたっていく。今後は警察としても、不正検知の精度を上げていきたい。」と述べました。
新潟損保会では、健全な損害保険事業の運営を行うため、民事介入暴力団対策および不正請求対策として、新潟損害保険防犯対策協議会を設け、日頃から警察等と連携を図っています。今後も警察と連携しながら、不正請求の排除に向けて取り組んでまいります。