自転車シミュレータを埼玉県交通安全協会へ寄贈
2018.10.26
自賠責保険の運用益を用いた交通事故防止活動
日本損害保険協会北関東支部(委員長:川地 邦夫・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 埼玉・千葉業務部長)では、公益財団法人埼玉県交通安全協会へ「自転車シミュレータ」(※)を寄贈し、10月23日(火)にその寄贈式が行われました。
当協会では自賠責保険の運用益を活用した事業(自賠責運用益拠出事業)の一環として、自転車利用者に対して自転車の安全利用やルール遵守の徹底を図るため、各都道府県の交通安全協会に「自転車シミュレータ」の寄贈を行っており、今年度は全国で10台が寄贈されることになっています。 寄贈式では、川地委員長から埼玉県交通安全協会の榎本芳司専務理事へ目録が贈呈されました。寄贈挨拶の中で、川地委員長は、「日常の自転車利用時に遭遇する危険な場面を体験しながら、危険予測能力を高め、自転車の安全な乗り方とルール・マナーを守ることの大切さを身につけることで、地域の自転車事故防止に役立てていただければ幸いである。」と述べました。
引き続き、榎本専務理事から、「埼玉県では2018年4月より自転車保険の加入が義務化となっているが、そのような情勢下でも自転車ルール・マナーを遵守できていないケースが多い実態にある。今回寄贈いただいたシミュレータは、映像で事故のシーンを具体的にイメージでき、また雨の日のイベントでも室内で活用できるなど、大変有効性が高く、欠くことのできない機材であるが、何分高額であるため、今回の寄贈は大変ありがたい。」との挨拶がありました。
当支部では今後も市民生活の安全・安心のため、交通事故防止に向けた取組みを行っていきます。
(※)自転車シミュレータ
自転車運転の際に起こりうる危険を体験することで、自転車乗用時のルール、マナー、危険予測を学習する機器。体験者が自転車部のペダルを踏めば、その速度に応じてモニターの映像が移動し、ハンドルを動かせばその方向に進み、実際に自転車を運転している感覚を得ながら学習することができる。