鴻巣市で「安全運転フォーラムin埼玉」を開催
2019.11.25
先進技術を活用して事故のない安全で安心な地域づくりを
一般社団法人 日本損害保険協会 北関東支部 北関東支部委員会(委員長:田中 忠之・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 理事埼玉支店長)では、一般社団法人 埼玉県損害保険代理業協会(会長:清水 克俊)および株式会社 埼玉新聞社との主催、埼玉県、埼玉県警察および鴻巣市の後援により、2019年11月16日(土)に埼玉県警察運転免許センターで、「安全運転フォーラムin埼玉」を開催し、県民や損保関係者等160名の参加がありました。
当日は埼玉県警察本部 交通部交通総務課の伊藤 智章 課長補佐から、「埼玉県内における高齢者交通事故の実態および事故防止のポイント」と題した講演があり、高齢運転者の事故防止および被害軽減のためにサポートカーの利用は有効であることや、体調や天候、道路状況などに合わせて運転を行う「補償運転」により加齢に伴う運転技能の低下を補うことができるなど、事故防止のポイントに関する解説を行いました。続いて、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター の小木津 武樹 副センター長から、「自動運転技術の地平~実証実験を踏まえて~」と題して、自動運転自動車が産業構造に変革をもたらす可能性や研究開発の方向性、道路における実証実験を通じた地域社会への理解促進等について講演を行いました。さらに、トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニー の葛巻 清吾フェローから、「トヨタの車両安全・自動運転の取組み」と題して、車両のセンシング性能の進化や事故低減効果、自動車メーカーの観点からの自動運転技術の開発について講演を行いました。
講演の後には、埼玉県内のトヨタ販売店およびトヨタ自動車株式会社の全面協力のもと、試乗体験を実施し、サポートカーの効果を実際に体感していただきました。埼玉県内のトヨタ販売店の社員が運転を担い、参加者は助手席または後部座席で、障害物を検知したときに衝突の被害を軽減するブレーキや、ペダル踏み間違い時の加速抑制装置の効果を体感しました。 参加者からは、「サポートカーに関する技術面の知識が深まった」「試乗体験できて大変良かった」「サポートカーをもっと普及すべきである」「交通事故発生防止のポイントがわかりやすかった」等の声が寄せられました。
本フォーラムは、埼玉県民が安全に関する先進技術について正しい知識を持ち、それらを活用することで交通事故の加害者および被害者を減少させることを目的として開催したものです。埼玉県内の高齢者をはじめとして車を手放せない環境に暮らす方には、本フォーラムで得た知識によって、これまで以上に安全に自動車を活用いただくことを期待しています。当支部では、今後も交通事故防止に向けた取組みを継続的に実施していきます。