2017.02.16

　日本損害保険協会九州支部（委員長：柴崎　博子・東京海上日動火災保険株式会社　常務執行役員）では、2016年度に全国の自治体に寄贈する軽消防自動車（※）10台のうち1台が大分県豊後大野市に配備されることから、2月9日（木）に豊後大野市消防本部で寄贈式を行い、当支部大分損保会の唐津　敏徳　会長から豊後大野市の橋本　祐輔　市長に目録を贈呈しました。

　唐津会長は「昨年は、4月に熊本地震が発生し、この大分県にも甚大な被害がもたらされたが、その後も、地震や台風等の自然災害により被害が多発した。損害保険業界では、保険金をお支払するという損害保険を通じた取組みとともに、防災関係各機関の皆様との連携のもと、様々な防災事業を実施している。軽消防自動車の寄贈もその一環であり、この軽消防自動車が地域の皆様の安心のよりどころとなり、万が一の災害や事故発生の際に、その性能をいかんなく発揮して、皆さまの生命と財産を守ることが出来るよう祈念している。」と述べました。

　橋本市長は「豊後大野市は603平方キロメートルという広大な面積を有している。自然豊かな土地であるが、交通事情も厳しい中、広い面積を守っていかなければならない。市民を守る宝として、今回寄贈された消防自動車を大事に使って参りたい。」と謝辞を述べました。

　なお、当協会が軽消防自動車を寄贈したことは、豊後大野市の防災体制拡充に多大な貢献をしたとして、豊後大野市長から当協会宛の感謝状が渡されました。

　大分県豊後大野市への消防自動車の寄贈は、今回で2台目、大分県内への寄贈は累計58台となりました。
　寄贈した軽消防自動車は、軽四輪駆動自動車に高性能の小型動力ポンプを積載しており、迅速な消火活動への貢献が期待されます。

（※）軽消防自動車の寄贈事業

• 2016年度は、全国10市区町村（離島を除く）および離島7市町村に小型動力ポンプ付軽消防自動車17台を寄贈。
• 全国の消防力の強化・拡充に協力するため、今年度寄贈分を含め、1952年度から全国の市区町村に消防車を2,702台、1982年度から離島に軽消防自動車などの消防資機材を710台（軽消防自動車193台、小型動力ポンプ517台）寄贈。寄贈累計は3,412台（消防車2,895台、小型動力ポンプ517台）。