大分県で地震保険セミナーを開催
2018.11.15
大分の地震リスクと万が一の備え
日本損害保険協会九州支部(大分損保会会長:進藤 研・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 大分支店長)では、一般社団法人大分県損害保険代理業協会(会長:町田 直子・株式会社 A・S・T 代表取締役)の共催を得て、11月12日(月)に全労済ソレイユにて「地震保険セミナーin大分」を開催しました。当日は、大分県損害保険代理業協会 北林 直樹 専務理事・事務局長の司会進行のもと公開セミナーとして実施し、大分県内の代理店および損害保険会社の社員を中心に一般の方々を含め100名の参加がありました。
開催に際し、進藤大分損保会会長から「今年は、大阪府北部地震、そして、北海道胆振東部地震と、日本列島の広い範囲で甚大な被害が発生しており、大分県を含む日本全国において、いつどこで大規模な地震が発生するかわかりません。本日の貴重なお話を皆さまの日々の生活や業務に活かしていただければ幸いである。」と挨拶がありました。
セミナーは、二部構成で実施され、第一部では、気象庁 大分地方気象台 増田 一弘 地震津波防災官から「大分県における地震・噴火のリスクについて」と題した基調講演がありました。大分県内の過去の被害地震の変遷や南海トラフ地震、活断層、活火山、津波等の発生を想定した地域災害のリスクについて解説があり、自然災害の防止・軽減には、気象庁が発表するwebからの「最新情報」を適切なタイミングで活用いただくことと、日頃からの災害に対する備えが必要と説明がありました。
第二部では、一般社団法人日本損害保険代理業協会の 井上 浩一 理事(九州・沖縄地区担当)から「熊本地震の記憶を風化させないために」と題した講演がありました。2016年4月に発生した熊本地震当時、熊本県損害保険代理業協会の会長で、その時の体験をもとに、「地震が起きた時、代理店として何をすべきか」、「お客様への対応で困ったこと、感謝されたこと」、「地震保険の有用性」などについて話がありました。
閉会に際しては、大分県損害保険代理業協会町田会長は、「今日のセミナーで知った地域のリスク、そして熊本地震の教訓をお客さまへの対応に反映するとともに、地震保険普及を推進していきたい。」と述べました。
参加者からは、「とてもわかりやすかった」、「地震保険の必要性、重要性をお客様にまだまだ伝えられていない」、「震災体験のお話は大変ためになった」、「今まで漠然とリスクの説明をしていたが、セミナーを聞いて、もっと良い説明ができると確信しました」等の感想が寄せられました。
当支部では、今後も関係団体と連携し、自然災害リスクの啓発と地震保険の加入拡大に向けた取組みを行っていきます。